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コラム- COLUMN -

2024.10.16

テレアポ業務におすすめのシステム7選!選び方やメリットも紹介

電話業務の効率化やオペレーターの品質改善を目指すなら、テレアポシステムの導入をおすすめします。

テレアポシステムとは、電話とパソコン、FAXを連携させるシステムです。

しかし、「テレアポシステムにはどのような機能があるのか?」「テレアポシステムのメリットとは?」など疑問に持つ人はいませんか。

本記事では、 テレアポシステムの基本機能やメリット・デメリット、おすすめのテレアポシステム を紹介します。

テレアポ業務の効率化を目指す管理者や担当者は、ぜひ参考にしてください。

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徹底比較!コールシステム17選

テレアポにおすすめのシステムに搭載されている基本機能


テレアポシステムとは、電話とパソコン、FAXを統合するシステムです。

「コールシステム」や「コールセンターシステム」、「CTI(Computer Telephny Integraion)」とも呼ばれます。

テレアポシステムの基本機能は、以下の通りです。

  • ワンクリック発信
  • プレディクティブ発信
  • オートコール
  • 通話録音機能
  • ささやき機能
  • ポップアップ機能
  • オペレーターの進捗管理
  • 対応履歴管理

提供する会社によって、名称が異なる点には注意してください。

それぞれの特徴を紹介します。

ワンクリック発信

ワンクリック発信とは 顧客リストから架電先を選択し、パソコンの画面上でワンクリック発信できる 機能です。

オペレーターの入力ミスを防ぎ、架電効率アップが期待できます。

オペレーターの負担軽減や、かけ間違いによる顧客からのクレーム防止にも効果的です。

プレディクティブ発信

プレディクティブ発信とは、 1人のオペレーターに対して3~5倍の架電先へ同時に発信できる 機能です。

オペレーターが1件ずつ架電する手間を省き、自動的に応答があったコールのみを手の空いているオペレーターに接続します。

オペレーターの待機時間を大幅に短縮し、稼働率アップに有効です。

オペレーターが全員通話中になったら、自動的に発信を中止するので、顧客の取りこぼしがありません。

コールセンターの人員が少なくても、効率的な架電業務が可能です。

オートコール

オートコールとは あらかじめ録音した音声や自動音声ガイダンスを活用して、自動で一斉発信する システムです。

顧客は自動音声応答に従い、電話機のボタンをプッシュ操作します。

顧客と一方通行ではない、双方向のコミュニケーションを取れるのが特徴です。

少ない人員でも時間帯に関わらず大量発信ができるため、アンケート調査や督促連絡、フォローコールなどさまざまなアウトバウンド業務で活用されています。

通話録音機能

通話録音機能とは、 顧客との通話内容を録音する 機能です。

通話内容を文章化し、ファイルとしてダウンロードできるシステムもあります。

顧客とのやり取りを客観的にチェックできるため、オペレーターのフィードバックや教育に利用可能です。

ベテランや優秀なオペレーターの通話をもとに、オリジナルのトークスクリプトを作成するのにも役立ちます。

ささやき機能

ささやき機能とは 管理者はオペレーターの顧客対応をリアルタイムでモニタリングしながら、アドバイスできる 機能です。

オペレーターへの助言は顧客には聞こえません。

オペレーターは通話を保留せずとも、顧客対応を円滑に進められます。

管理者はその場にいなくても、遠隔でモニタリングできるため、顧客情報や対応履歴を確認しながら的確な指示を出せるのがメリットの1つです。

クレームに関する対応時間の短縮や、オペレーターの心理的負担の軽減につながります。

ポップアップ機能

ポップアップ機能とは 受電した電話番号から顧客情報を瞬時に検索し、オペレーターのコンピュータ画面上に表示させる システムです。

オペレーターは顧客との会話から、顧客の氏名などの個人情報を聞き出す必要がありません。

電話を取る前に顧客情報が確認できるため、顧客情報の検索の手間を省き、スムーズに顧客対応を進められます。

過去の対応履歴も表示されるため、対応が難しい顧客はベテランのオペレーターに回すなどクレーム防止にも効果的です。

オペレーターの進捗管理

テレアポシステムなら、オペレーターの進捗管理にも役立ちます。

オペレーターごとの 営業実績や地域・時間帯別の結果などを自動データ化 するため、管理者は面倒な計算や表作成をする手間は一切ありません。

アウトバウンド業務で重視されている主な指数は、以下の通りです。

指数 概要
コール数 顧客に架電した数
コンタクト率 顧客につながった架電数
処理時間 1コールあたりの対応処理にかかった時間
承諾率・成約率 架電数のうち承諾・成約につながった件数の割合
平均応答速度(ASA) 着信からオペレーターが応答するまでの平均時間
平均通話時間(ATT) 通話の開始から終了までの平均時間
ミス発生率 ミスが発生した割合

自社で取り組むべき課題が明確になるので、コールセンター全体が活性化する効果があります。

KPI(重要業績指標)の設定は、適切にコールセンターを運用するために欠かせません。

アウトバウンド業務におけるKPIの設定については、「コールセンターにおけるKPI(インバウンド・アウトバウンド)一覧|KPI設定のポイントを解説」で詳しく解説しています。

対応履歴管理

テレアポシステムは CRM(顧客管理システム)と連携することで、対応履歴の管理・共有を円滑に進める 効果もあります。

顧客への対応日時や通話内容、架電後のアクションの有無などの対応履歴を他部署や多数拠点でも、管理・共有をすることが可能です。

二重対応や対応漏れを防ぎ、顧客との信頼関係構築に役立ちます。

テレアポ業務におすすめのシステムを導入するメリット4つ

テレアポで新規顧客開拓や営業を行っている企業は、システムの導入をおすすめします。

テレアポ業務におすすめのシステムを導入するメリットは、以下の4つです。

  • テレアポ業務の効率化
  • データ分析が可能
  • オペレーターの品質改善
  • テレワークに対応

システム導入にあたりコストは発生しますが、その分だけ得られるメリットは大きいといえます。

それぞれのメリットの詳細について、チェックしましょう。

テレアポ業務の効率化

テレアポにおすすめのシステムを導入することで、業務の効率化が期待できます。

ワンクリック発信や同時に複数の顧客に自動発信できるプレディクティブ発信を活用すれば、 架電数を大幅に増加する ことが可能です。

オペレーターは架電先が応答するまでの待ち時間を削減でき、その分の時間を他の業務に割けられます。

顧客対応履歴から、オペレーターはターゲットとなる顧客に適切なタイミングでアプローチが可能です。

アプローチの精度が高まり、アポ率や成約率の向上なども期待できます。

データ分析が可能

テレアポシステムは、オペレーターの稼働状況を一元的に把握・データ分析が可能です。

オペレーターごとの コール数や通話時間、処理時間、稼働率 などを一目で把握できます。

また、テレアポ業務は顧客とのやり取りだけではありません。

顧客との通話後の後処理や引き継ぎなども重要な業務の1つです。

テレアポシステムを導入することで、 管理者はどこでもリアルタイムでオペレーターの稼働状況がすべて把握 できます。

管理者は実際に現場に行かなくても、パソコンの画面上で管理が可能です。

テレワークや複数拠点でもコールセンター全体の底上げが望めます。

オペレーターの品質改善

オペレーターの品質改善にも、テレアポにおすすめのシステムは貢献します。

オペレーターの顧客対応スキルをアップさせるためには、通話録音機能を活用しましょう。

自身の トーク内容を客観的に振り返り、優秀なオペレーターのトークを学ぶことで、通話スキルの改善 につながります。

また、システムに搭載されているオートコールや自動音声応答による電話の一次対応などの便利な機能により、オペレーターの業務負担は軽減されます。

オペレーターは顧客との通話に集中でき、一人ひとりの顧客に寄り添った対応が可能です。

テレワークに対応

近年、政府が推進する働き方改革により、定番となりつつあるテレワークにもテレアポシステムは効果的です。

テレアポシステムは、 インターネット環境とパソコン、ヘッドセット があれば、自宅でもオフィス環境が作れます。

また、企業におけるリスクマネジメントの1つとして、BCP対策は不可欠です。

テレアポシステムを導入すれば、 地震のような自然災害や事故など人的災害が発生した際にも、企業の事業継続 ができます。

コールセンターにテレワークを導入するメリットについては、「コールセンター業務の在宅勤務を導入する方法|導入メリットとデメリットもわかりやすく解説」を参考にしてください。

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徹底比較!コールシステム17選

テレアポにおすすめのシステムを選ぶ際に見るべき3つのポイント

テレアポにおすすめのシステムは、業務の効率化やオペレーターの品質改善などに役立つ便利な機能を提供しています。

しかし、自社に必要な機能を搭載していないと、期待する効果が得られないかもしれません。

テレアポにおすすめのシステムを選ぶ際に見るべきポイントは以下の3つです。

  • 予算内・料金設定
  • 分析機能の充実度
  • スマートフォンの対応有無

数あるテレアポシステムの中から、自社に適したシステムを選んでください。

それぞれのコツを解説します。

予算内・料金設定

まずは、テレアポシステムの導入に関する予算や料金設定を確認しましょう。

通常の電話機と違い利便性の高いシステムの導入・運用には、 初期費用だけでなく、ランニングコスト がかかります。

導入費用を抑えたいなら、テレアポシステムの導入形態を把握しましょう。

テレアポシステムの導入形態は、以下の2種類です。

  • オンプレミス型
  • クラウド型

オンプレミス型は、社内にサーバーや通信回線、システム構築をすべて自社で行うため、カスタマイズ性の高さが魅力といえます。

一方で、オーダーメイド型であるがゆえに、導入費用が高くなりがちです。

クラウド型はサーバー設置やインフラ構築などの設備投資が必要ありません。

インターネット回線が整っていれば、初期費用を大幅に抑えて導入できます。

料金設定も システムによって異なる ので注意が必要です。

会社の規模や利用座席数、機能の内容によっては、予算を上回るコストが発生するかもしれません。

コールセンター運営に関する予算設定を行うなど、社内であらかじめ打ち合わせを念入りにしましょう。

分析機能の充実度

システムに搭載されている分析機能の充実度をチェックすることも重要です。

コールセンターが抱えている課題によって、役立つ機能は異なります。

課題別のおすすめ機能は、以下の表を参考にしてください。

課題 おすすめ機能
架電業務の効率化 ワンクリック発信、プレディクティブ発信、オートコール
顧客情報の管理・共有 CRM連携機能、顧客ステータス管理、応対記録
オペレーターの教育支援 通話録音、架電結果の記録・分析、トークスクリプトの表示

システムを導入する前に、 どのような機能があると業務効率がアップするかなどを明確にするのがおすすめ です。

スマートフォンの対応有無

スマートフォンに対応しているかどうかの確認も欠かせません。

コールセンターの業務といえば、パソコンが主流でした。

しかし、昨今は携帯電話の格安通話プランが浸透しており、 スマートフォンを活用してテレアポを行う企業も増加 しています。

パソコンしか利用できないシステムもあれば、端末の種類に関係なく利用できるシステムとさまざまです。

自社の事業展開などを考慮して、テレアポシステムがどのような端末に対応しているかチェックしましょう。

テレアポ業務の効率化におすすめのシステム7選

テレアポ業務の効率化におすすめのシステムを厳選して7つ紹介します。

システム名 特徴
List Navigator. テレアポ特化の大量発信機能を搭載
GoodCall テレアポ業務に必要な機能がオールインワン
アポ放題 通話料0円・スマートフォン対応システム
テレアポ職人 テレアポ業務に特化したリスト管理システム
MiiTel 録音・文字起こし・音声解析が1つのツールに搭載
ComdeskLead IP回線と携帯回線を併用できる国内唯一のシステム
CALLTREE 現場のプロが開発したテレマーケティングシステム

各々のシステムの詳細について、確認しましょう。

List Navigator.

List Navigator.(2024年9月時点)
引用:List Navigator.

List Navigator.は、 アウトバウンドをサポートする機能に特化した されているクラウド型のテレアポシステムです。
大量架電機能と、架電結果をステータス別に可視化・振り返りできる機能が搭載されています。

中でも多回線発信でリストへ一斉に発信し、接続した架電のみにアプローチできるプレディクティブ発信を活用することで、通電数・コンタクト数の抜本的な改善に役立ちます。

また、テレアポの架電成績をステータス別に可視化・振り返りできる機能が搭載されているため、どこにボトルネックがあるのかを特定し、的確な教育や判断・指示が可能になります。
受付突破やヒアリングなど、どこにボトルネックがあるか特定・改善することでテレアポ組織全体の営業力を底上げできます。

初期費用 100,000円
月額費用 基本料金10,000円/URL+5,000円/ブース+回線料金・通話料
機能 ワンクリック発信、プレディクティブコール、オートコール、録音機能、顧客リスト管理、分析機能

GoodCall

GoodCall(2024年9月時点)
引用:GoodCall

GoodCallは、架電業務に必要な機能がオールインワンで搭載されたクラウド型のコールセンターシステムです。

テレアポなどのアウトバウンド業務のみならず、受注受付や顧客からの問い合わせに対応するインバウンド業務にも対応しています。

すべての機能を利用でき、オプション料金はかかりません。

コールセンター現場の リアルな声を反映させた優れたUIも特徴で、システムの教育に時間がかからない のが特徴です。

初期費用 10,000円/契約
初期費用 基本料金5,000円+4,000円/アカウント
機能 ワンクリック発信、オートコール、ACD(自動着信振分け)、着信ポップアップ、顧客リスト管理

アポ放題

アポ放題(2024年9月時点)
引用:アポ放題

スマートフォンの利用に特化したテレアポシステムなら、アポ放題を試してみませんか。

アポ放題はインターネット環境さえ整備されていれば、デバイスを問いません。

スマートフォンの かけ放題プランを利用でき、通話料が定額化 になります。

また、アポ放題のアプリをログアウトすれば、社用携帯としても使用可能です。

通信費のコスト削減や従業員の負担を軽減し、テレマーケティングのPDCAを回すのに役立ちます。

初期費用 3,300円/アカウント
月額費用 システム代 8,580円/アカウント、サーバー代 2,200円/5アカウント
機能 ワンクリック発信、録音機能、応対メモ、顧客リスト管理、分析機能

テレアポ職人

クラウドサービスサスケ テレアポ職人(2024年9月時点)
引用:テレアポ職人

テレアポ職人は、1,000社以上の導入実績を誇るテレアポ専用の管理システムです。

クラウド型でありながらも、 オーダーメイド感覚で架電シートや管理したい項目は自由に作成 できます。

テレアポシステムを比較したいなら、30日間の無料トライアルを利用してみましょう。

ただし、利用座席数は3名までと制限があるので注意してください。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 基本料金20,000円+1,000円/ID+架電リスト料金0円~
機能 ワンクリック発信、録音機能、応対メモ、顧客リスト管理、掛け直し時期に通知型

MiiTel

MiiTel(2024年9月時点)
引用:MiiTel
アウトバウンドとインバウンドのどちらも利用したいなら、MiiTelの導入を検討しましょう。

MiiTelは基本的なコールセンター機能のみならず、 AIを活用した分析機能が充実 しています。

AIが通話内容を自動で文字起こし、キラーワードやNGワードを検出。

トップ営業のトークスキルが可視化されるため、教育やノウハウの蓄積が可能です。

SFA(営業支援ツール)やCRMなどの外部ツールとの連携も可能で、業務効率化が期待できます。

初期費用 0円
月額費用 5,980円/ID〜
機能 IP電話、ワンクリック発信、録音機能、文字起こし、分析機能

Comdesk Lead

Comdesk Lead(2024年9月時点)
引用:Comdesk Lead

Comdesk Leadは、 IP回線と携帯回線を併用できる インサイドセールス向けCTIツールです。

携帯回線のかけ放題を利用することで、どれだけ通話しても通話料を固定化。

インターネット環境に左右されないため、高い音声品質を保てるのが強みです。

LINEやMessengerなど、あらゆるチャネルからコミュニケーションがとれます。

SalesforceなどさまざまなWebサービスと連携でき、APIで自社サービスとの連携も可能です。

初期費用 0円
月額費用 6,000円/ID〜
機能 IP回線、090/080/070番号利用、オートコール、自動文字起こし、ワンクリック発信

CALLTREE

CALLTREE(2024年9月時点)
引用:CALLTREE

CALLTREEは、アウトバウンド業務に特化したテレマーケティングシステムです。

コールセンターの構築・運営・管理に 10年以上携わってきた現場を知るプロが開発 を手掛けました。

テレアポ業務の効率に欠かせないさまざまな機能が搭載されています。

クラウド型でありながらも、セキュリティ対策が充実しているのが特徴です。

すべての情報を暗号化して通信を行い、サイバー攻撃や不正アクセスを自動的に検知して遮断できるようWAFFを採用しています。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
機能 プレディクティブコール、見込・再コール機能、ささやき機能、アクセス・使用制限管理機能

おすすめのテレアポシステムを導入して業務を効率化しよう

笑顔で電話に応答するオペレーター。 テレアポに おすすめのシステムを導入することで、効率化できる業務は多数 あります。

ワンクリック発信なら、電話番号を手入力する手間を省けたり、入力ミスによるクレームを防止できたりとメリットはさまざまです。

「架電数をアップしたい」「オペレーターの稼働状況を可視化して業務改善を図りたい」などの課題があるなら、テレアポシステムを導入しましょう。

テレアポシステムを導入するなら、 Scene Liveの「List Navigator.」をおすすめ します。

最大5倍架電ができるプレディクティブコールや、オートコールなどワンクリックで架電業務をサポートする機能を搭載。

稼働中のオペレーターの架電結果は、どこでもリアルタイムでデータ化されるので、テレワークや複数拠点のコールセンター運営にも最適です。

Scene Liveの「List Navigator.」を導入して、テレアポ業務の効率化を目指しましょう。

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株式会社Scene Live マーケティング部

Written by株式会社Scene Live
編集部

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