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2023.04.16更新

オートコールをかけ放題にするメリットは?おすすめのシステムも紹介

オートコールは 架電業務の効率化に役立つツールとして、多くのコールセンターで活用されています。 

オートコールの機能を有するサービスは数多く存在しますが、かけ放題の料金プランにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

本記事では、オートコールシステムについて詳しく知りたい方に向けて、以下の内容を解説します。

  • かけ放題オートコールシステムのメリット
  • オートコールシステムの活用方法
  • かけ放題オートコールシステムの価格

また、かけ放題の料金プランを有するオートコールシステム3選やおすすめのシステムも紹介します。

かけ放題だけではなくさまざまな機能やサービスを知ることで、どのサービスを導入すればよいかのヒントになるでしょう。

オートコールシステムの導入を検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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導入時3つのチェックポイント

オートコールシステムとは


オートコールは あらかじめ録音した音声ガイドによる案内を自動で一斉発信するシステムです。 

架電するタイミングや連絡先などをあらかじめ設定すれば、コンピューターによる制御で自動発信されます。

通話相手がIVR(自動音声応答システム)に従って電話機のボタンをプッシュ操作すれば、双方向のやり取りも可能です。

オペレーターを必要とせずに一斉発信できるため、コールセンター業務の効率化に大きく役立ちます。

自動音声による案内のため、顧客一人ひとりに合わせた臨機応変な対応はできませんが、必要に応じてオペレーターと電話をつなぐ選択肢を設けるとよいでしょう。

メールやチラシなどの代替手段としても活躍するシステムです。

オートコールに関しては、電話を自動発信するオートコールとは?システムや活用方法を解説でも詳しく解説しています。

かけ放題のオートコールシステムを導入する3つのメリット


かけ放題のオートコールシステムを導入すると 顧客へのアプローチを増やせるため、以下のようなメリットがあります。 

  • 架電業務の効率化
  • コストの削減
  • オペレーターの負担軽減

また、単純に発信数を気にせずにオートコールを活用できる側面もあるでしょう。

3つのメリットについてそれぞれ解説します。

架電業務の効率化

かけ放題のオートコールを導入すると、 より多くの顧客に一斉架電できるようになり、業務を効率化できる点が大きなメリットです。 

オペレーターが電話番号を入力して一件ずつ架電する場合、1日の上限は約200件と言われています。

オートコールシステムを活用すれば数万件もの架電が可能となるため、架電数や効率を大幅に上げられるでしょう。

顧客の属性に合わせて、つながりやすい時間や営業時間外のアプローチも可能です。

オペレーターが応答を待つ時間や、見込みの少ない顧客にアプローチする時間も減らせるため、効率化が期待できます。

コストの削減

オートコールを導入すると、 架電業務に関わる人や時間を減らせます。 

以下のようなさまざまなコストを削減できるでしょう。

  • 架電業務にかかる人件費
  • 教育やマニュアルの作成などにかかる時間や費用
  • 見込みの少ない顧客とのやり取りにかかる通話料

一定以上の発信をする場合は、オートコールシステムをかけ放題で利用すればコストを削減できるでしょう。

オペレーターの負担軽減

電話による案内は断られることが多いため、オペレーターの心理的な負担が大きい業務です。

オートコールシステムによる案内を活用すれば、 オペレーターは見込みのある顧客にのみ対応すればよくなり、負担を軽減できるでしょう。 

役割を分けて専門化もできます。

また、かけ放題のオートコールシステムを利用すれば無制限に発信でき、コストの面を心配しなくてよいというメリットもあるでしょう。

コールセンター業務は離職が多い業界と言われているため、オペレーターの負担を減らすことで離職の防止も期待できます。

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導入時3つのチェックポイント

オートコールシステムの活用方法


 オートコールシステムは幅広い業務に活用されています。 

具体的な活用イメージが湧かない方も、活用事例を知ることで自社の業務に当てはめて考えられるでしょう。

オートコールシステムの活用方法は以下の4つです。

  • テレアポ業務
  • 督促業務
  • アンケート調査
  • 選挙

テレアポ業務

オートコールシステムは、テレアポ業務の効率化に寄与します。

テレアポ業務には、オートコールシステムによる発信の自動化が解決できるさまざまな課題が存在するためです。

  • 基本的にアポイントの獲得率は低いため、数多くのアプローチが必要となる
  • 話を聞いてもらえないことが多いため、オペレーターの心理的な負担が大きい
  • オペレーター個人のスキルに結果が左右されやすい

オートコールシステムを導入すれば、 テレアポ業務における課題の多くを解決できます。 

例えば、オートコールシステムで多くの顧客に発信し、プッシュ通知で興味があると回答した顧客にのみオペレーターが改めて架電するといったアプローチができるでしょう。

督促業務

督促業務とは、未収金の支払いや期限の切れた書類の提出などを求める業務のことです。

以下のようにさまざまな課題があるため、 必要な情報を自動で案内できるオートコールシステムの活用が有効です。 

  • 相手は出たがらない場合が多いため、電話がつながりにくい
  • 強い口調で攻められたり暴言を吐かれたりする場合がある
  • 対応を誤ると法令に反する可能性がある

オートコールシステムを活用すれば営業時間外でも対応できるため、督促業務を効率化できるでしょう。

アンケート調査

オートコールシステムを活用すれば大量の架電が自動で行えるため、 人手をかけずに大量のアンケート調査を実施できます。 

IVR(自動音声応答システム)のプッシュ通知によって回答のデータも自動で集計でき、早く正確なアンケート結果を手に入れられるでしょう。

音声ガイダンスによるアンケートのため、無意識の誘導や不正が起こるリスクも軽減されます。

電話調査を外部委託すると費用がかかるため、オートコールシステムを導入していれば気軽にアンケート調査を行って営業活動に生かせるでしょう。

選挙

オートコールシステムは、 選挙の情勢調査に活用できます。 

例えば、ある候補者に関して「支持する」「支持しない」「どちらでもない」などの選択肢を提示して、プッシュ通知で集計するといった方法です。

また、音声ガイダンスを通じて候補者の演説を有権者に届けるためにもオートコールシステムが活用されています。

オートコールシステムを選挙に活用する方法に関しては、オートコールは選挙に活用できる?おすすめのシステム5選も紹介でも詳しく解説しています。

かけ放題オートコールシステムの価格


オートコールシステムの料金には、導入の際にかかる初期費用や月額料金などがあります。

かけ放題プランがあるシステムの 初期費用を除く価格相場は、3,000円から12,000円程度です。 

導入するオートコールシステムの形態や機能などで大きく価格は異なるため、比較検討するとよいでしょう。

オートコールシステムの価格に関しては、オートコールの導入にかかる費用は?導入の形態別に詳しく解説でも詳しく解説しています。

かけ放題のオートコールシステム3選


オートコールシステムにはさまざまな種類があります。

本記事では、 かけ放題のシステムを3つ紹介します。 

オートコールシステム 運営会社
クラウドオートコールプラス 株式会社クラウドユニオン
発助 ソフトプラン株式会社
Call Hacker 株式会社FTJ

オートコールシステムにはさまざまな特徴や機能があるため、自社のコールセンター業務に適したものを選ぶとよいでしょう。

クラウドオートコールプラス


引用:クラウドオートコールプラス

クラウドオートコールプラスは、 株式会社クラウドユニオンが運営している完全定額のオートコールシステムです。 

かけ放題プランは1チャンネルごとにシステム料金12,000円(別途回線料3,000円)で、9時30分から20時30分までの間はいくらでも架電できます。

クラウド型サービスのため、大掛かりな設備を導入する必要はなく、最短1日で導入可能です。

発助


引用:発助

発助は、 ソフトプラン株式会社が運営しているオートコールシステムです。 

専用のアダプタを使って携帯電話と接続し、かけ放題プランを利用できます。

小さい会社でも気軽に導入できるオートコールシステムです。

以下のような機能も活用できます。

  • 架電リストのインポート機能
  • スクリプトの作成
  • メール送信機能
  • リアルタイム集計機能

Call Hacker


引用:Call Hacker

Call Hackerは、 株式会社FTJが運営しているアウトバウンド特化型のテレマーケティングシステムです。 

スマートフォンと連携させることで通話料金を抑え、かけ放題で月額2,700円からと格安の料金設定となっています。

また、以下のようなさまざまな機能も充実しています。

  • 禁止番号の登録
  • 通話の録音と再生
  • リスト管理
  • 情報共有ボード

オートコールモードでは、通話が終了して内容を記録し終わると同時に次の発信を始めるため、時間を無駄にせずに発信数を増やせるシステムです。

おすすめのオートコールシステム:List Navigator.


引用:List Navigator.

List Navigator.は、 株式会社Scene Liveが提供しているクラウド型アウトバウンドコールシステムです。 

Call Analytics(コールアナリティクス)と呼ばれるAIによる音声解析の機能が備えられているため、オペレーターによる営業を分析して業務に生かせます。

オートコール機能も有しており、1ブース5,000円からと格安の価格で導入できるため、小規模の会社にもおすすめのサービスです。

以下のようなさまざまな機能も充実しています。

  • プレディクティブ発信
  • グループ発信
  • 全通話の録音
  • 通話転送
  • 管理者が全席の通話状況を確認できるモニタリング機能
  • トークスクリプトの共有

業務に合わせて機能をカスタマイズできる点も魅力です。

かけ放題にする必要があるかを検討してオートコールを導入しよう


架電業務を分析し、 自社に適したオートコールシステムを導入することが重要です。 

かけ放題のサービスで架電数を増やす以外にも、さまざまな機能を活用すれば業務の効率化が図れるでしょう。

特にList Navigator.は、クラウド型システムのため最短3営業日で導入でき、コストも抑えられるおすすめのシステムです。

興味のある方は、システムパンフレットからぜひ詳細を確認してください。

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