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2022.09.15更新

テレアポが一番効果的な時間はいつ?避けるべき時間のマナーも解説

 テレアポするなら、出来るだけ効果がでるようにしたいものです。  時間帯によって、繋がりやすい、アポを取りやすい時間帯があるのをご存知でしょうか。

時間によってはマナー違反となり、相手に悪い印象を与えてしまうときがあります。

テレアポは相手の時間を奪ってしまうものであることから、相手の時間に都合を合わせる配慮も必要でしょう。
時間帯を意識するだけで、テレアポの獲得率が変わります。

今回の記事は、テレアポの効果的な時間と避けるべき時間とマナーについてご紹介します。

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テレアポにおける時間のマナー


テレアポをおこなうときは以下の時間を避けることがおすすめです。

  • 始業時間の前後
  • お昼休み
  • 終業時間の前後
  • 繁忙時間帯や繁忙期

この4つの時間帯について、解説します。

始業時間の前後

 始業時間は、一般的に朝礼や情報を共有するミーティングなど、仕事を始める準備をしています。  電話がつながる可能性が低いうえに、相手が出たとしても十分に話を聞いてもらえません。

例えば、朝に営業担当者に電話をした場合、進捗会議に参加していることが予想できます。

他の者が電話を取ってくれたとしても、不在を伝えられたり、忙しいことを理由にぞんざいに扱われたりするでしょう。

そのため、始業時間の前後ではテレアポを控えましょう。

お昼休み

 お昼休みは一日で一番長い休憩であり、社外で昼食を取っている人も多いでしょう。 

その他にも、近くの病院に通院したり、宅配を手配したり、プライベートな用事を済ませたりなど、できることはさまざまです。
お昼の時間にテレアポをおこなった場合、電話の相手が席を外している可能性が高く、電話に出てもらえたとしても迷惑に思われてしまうでしょう。

一般的にどのような業種でも、お昼のランチタイム(12時から13時)に電話をかけるのはマナー違反です。
相手にマイナスな印象を与えてしまうだけでなく、信用を失い、話を聞いてくれなくなってしまうこともあります。
相手の都合を考慮して、お昼休みの連絡は控えるべきでしょう。

終業時間の前後

 一日の業務が終了する時間帯にテレアポをおこなうこともよくありません。 

終業時間は引継ぎ資料や業務報告の資料を作る場合が多く、従業員にとって忙しい時間だからです。また、業務時間の終了間際の場合は帰宅の準備をしている時間でもあるので、テレアポの対応に時間をとられるのは、嫌がられる傾向にあります。

特定商取引法で、20時以降にテレアポの電話をかけることが禁止されています。
たとえ法律で禁止されていなくても、このような夜遅い時間帯にテレアポの電話をかけるのはマナー違反です。
電話が繋がらない場合が多くあるので、終業時間前後でのテレアポは控えるべきでしょう。

忙しい時間帯や繁忙期

 その他にも相手にとって忙しい時間帯や繁忙期のテレアポも避けるべきです。 

業種によって忙しい時間帯は異なり、しっかりと理解しておかなければ、知らずに電話をかけてしまい反感を買ってしまいます。
例えば、飲食店であればランチタイム(11時から14時)とディナータイム(18時以降)が忙しい時間帯です。

繁忙期は業界ごとに異なり、テレアポのターゲットとなる業界の繁忙期を事前にリサーチしておく必要があります。

例えば、一般的な企業であれば、月末や年末、年度末に忙しくなります。
不動産業界は春の新生活を目前とした引っ越しが増ええる2〜3月が繁忙期です。
理美容業界は年末年始から成人式にかけて忙しくなります。

各業界の繁忙期はインターネット等である程度調べられるため、電話する前に一度、調べることをおすすめします。

一般的テレアポに最適な時間


それでは、テレアポに最適な時間は、どの時間帯でしょうか。
まず、テレアポが繋がりやすい時間帯は、以下の2つの時間帯といえるでしょう。

  • 10時~12時
  • 14時~16時

それぞれ時間帯の特長について、解説します。

10時~12時

 業務が始まり、朝のミーティングが終了して、実際の業務が始まる時間です。  朝の時間ですので、相手もまだ業務で疲れておらず、気持ちもすっきりしている状態です。

例えば、製品の営業電話をする時、実際に効果があるかどうか、説明できれば受けた相手も冷静に判断できるでしょう。
そのため、テレアポの成功率の向上が期待できます。

午前中の10時から12時までがテレアポの対応がしやすい時間といえるでしょう。

14時~16時

 午後の業務が始まり、13時から始まるミーティングが一段落してからの時間です。  時間の余裕もあるので、電話対応の時間も取れる時間帯です。

この時間帯で一服する人が多いため、テレアポをおこないやすいといえるでしょう。
14時から16時は、テレアポに適している時間といえます。

ただし、立場が上位になればなるほど、会議が多くなりがちです。
ミーティングが多い人は、会議が夕方まで続く場合もあります。

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法人営業のテレアポの時間


 法人営業の場合は、テレアポの時間に余裕を持つことができます。  定時以降も業務をおこなっている会社もあるので、テレアポをおこなう時間を少し延長できます。
例えば、営業部の方への対応は外周りが終わる夕方以降がいいですし、開発部の場合は午後がシステム対応が多くなる傾向があるので、午前中のほうが合わせやすいということもあるでしょう。

法人によってもメーカーや工場、テック系の開発企業、各部署の仕事の内容などによって、繋がりやすい時間が違います。
顧客の業務内容に考慮した時間帯にテレアポをおこないましょう。

個人営業のテレアポの時間


 個人営業の相手へのテレアポは、相手の業種や立場によっておすすめの時間帯が異なります。 

テレアポをおこなう対象が、誰なのかでテレアポの時間帯は異なります。
対象が働いているかどうかなどで、テレアポの効率の良い時間帯が違ってくるので注意が必要です。

テレアポ対象を明確にして、対応する時間を決めましょう。
対象によって、テレアポする時間が朝と昼と夜のどの時間帯がいいのかわかります。

サラリーマンを相手にテレアポをおこなう場合、勤務時間が終わった時間帯が良いでしょう。
働いている時間帯は電話に出てくれないことも多いですし、出てくれたとしても、忙しくて話を聞いてもらえないというケースがほとんどです。
電話をかける理想的な時間帯としては、17時から19時頃になります。

主婦の場合は、家族が出勤や登校がある朝(10時まで)と、家族が帰宅する夕方以降(16時以降)は避けたほうがいいでしょう。
テレアポするのは、夕方になる前の時間帯がおすすめです。
正午過ぎから16時くらいまでの間が最も効果的で、午前中と夕方以降の時間帯は忙しくなりますので、かえって迷惑になります。

個人営業の場合は、午前中は忙しい場合がありますので午後がテレアポに適した時間といえるでしょう。

業種別 テレアポに最適な時間


業種別にもテレアポに最適な時間があり、基本的には業務が忙しくなる時間を避けるべきです。
業種によって、業務が忙しくなる時間を確認するべきでしょう。

今回、例として取り合げる業種は以下の5つです。

  • 飲食店
  • 不動産
  • 診療所やクリニック
  • テック企業
  • 美容室や散髪屋

それぞれ紹介しましょう。

飲食店

 飲食店の場合は、もちろん、食事の時間帯が忙しいため電話することが難しい傾向です。  昼食の時間の11時から13時、夕食の時間の17時から20時は避けるべきでしょう。

ランチタイムが過ぎて、少し落ち着いてきた14時から16時頃がつながりやすい時間です。

居酒屋など17時以降の時間をメインとしている飲食店も、15時頃から仕込みをはじめることが多いので、やはり15時から16時はテレアポするのに最適な時間となります。
飲食店の繁忙に合わせて、テレアポをおこないましょう。

不動産

 不動産業は午前9時半や10時から開店する店舗が多いといえる業種です。 

開店すると、顧客対応が忙しくなるので、開店する前の準備をしている午前9時頃に電話すると対応してもらいやすいでしょう。

また、不動産業は、18時で閉店するので、18時の閉店後に簡易的な連絡はとれます。
不動産業の場合は、テレアポできる時間が少ないので、個別の担当者で連絡できる時間などヒアリングするとよいでしょう。

診療所やクリニック

 診療所やクリニックは、診察開始前と診察終了直後の時間帯のテレアポがおすすめです。 

一般的には診療所やクリニックは診察時間が午前と午後に分かれています。
診療時間中に決裁者まで繋がることはほぼないうえに、間の休憩時間は不在になっていることが多くなっています。
診療所やクリニックのテレアポする時間を考えましょう。

テック企業

 基本的な就業時間は、9時から18時といえます。  その時間帯でつながりやすいのは、16時から18時です。

午前中は集中できる時間帯と言われており、プログラムや資料の作成にあてていることが多くなっています。
午後は、確認作業や会議があります。
開発や会議が落ち着いた、16時以降が電話が取りやすいといえます。

テック企業には、開発や作業が落ち着く16時〜18時のあいだに連絡をしましょう。

美容室や理容室

 美容室や理容室は接客が多いので、最適な時間をみつけるのは難しいといえます。  美容師や理容師も営業時間中は接客中のことが多いので、営業開始前か終了直後が望ましいでしょう。

美容師でも美容師に連絡するのか、店舗のマネージャーに連絡をするかで、時間帯が違いますので、テレアポ対象の営業時間を確認して連絡するのがいいでしょう。

美容室や理容室の営業時間なども確認して、営業開始前や終了直後に連絡するようにしましょう。

テレアポが効果的な曜日はいつ


 テレアポには効果的な時間だけでなく、効果的な曜日もあります。  これは、業種によって休日が異なるため起こることです。
業種ごとに効果的な曜日は以下の通りです。

  • 一般企業 火~木曜日
  • 不動産業 木~火曜日
  • 美容室・理容室 火~日曜日
  • 個人 土曜日、日曜日

一般企業は、火曜日から木曜日がテレアポに効果的といえます。
週の始まりである月曜は、定例の会議が入っていることがあり、電話がつながりません。
また、金曜日は仕事の締め切りが設定されていることが多く、担当者が忙しくて電話に出られないことも考えられます。

業種ごとの休日を避けて、テレアポすることも重要です。
美容室・理容室は月曜日が休み、不動産業は水曜日が休みであることが一般的です。
個人にテレアポする場合は、在宅している可能性が高い週末に電話をかけるとよいでしょう。

アポインター目線のテレアポしやすい時間はいつ


ここまでは、相手の業務や時間を考慮した時間でした。

 テレアポインターの時間も限られていますので、相手の時間に全て合わせることもできないのが実情です。  まずは、アポインターがテレアポできる時間を業務時間内で調整し、テレアポの傾向などを確認して、さらに時間を調整することも方法の一つでいえるでしょう。
担当者によっては対応できる時間が違う場合もありますので、個別に確認することがおすすめです。

テレアポをおこなうのは、想像以上に神経を使ったり、疲れたりする作業といえます。
気持ち的に余裕がある午前中に連絡するなど、対応していくことも考えましょう。

テレアポにおける注意ポイント


 テレアポにおける注意ポイントはどこにあるのでしょうか、テレアポで余計な話をせず成功させるためには、どういった意識を持ったら良いのでしょうか。  テレアポの電話をかける際、相手に不快感を与えない方法や気を付けるべき注意点があります。
その例をいくつかあげるとしたら

  • 売り込まない
  • 相手が断りやすい理由を加えない
  • 言いたいことをシンプルに切り出すこと

の3つです。
それぞれ解説していきましょう。

売り込まない

 テレアポする側にとっては、担当者とつないでもらえるのか、こちらの話を聞いてもらえるのかという点が重要で、その点ばかりに意識を向けがちです。  しかし、電話がかかってくる側からすると、見ず知らずの相手からいきなりセールス電話がかかってくるということになります。

当然、まずは信頼できるかどうか、そしてどんな要件や内容なのかと疑心暗鬼に陥ることも多いものです。
そんな相手に対して、いきなり強烈な売り込みをしたり、売り込もうとする気満々に話したりすると、相手も一歩引いてしまう結果になるでしょう。

そうならないためにも、まずは相手の立場に立ち、無理な売り込みやしつこいセールスはしないことです。
落ち着いたトーンでゆっくりとトークスクリプトに従って話をすることを心がけましょう。

相手が断りやすい理由を加えない

 テレアポでは、丁寧さを心がけることも大切です。  しかし丁寧さを強く意識するあまり、自分から相手に断りやすい言葉をかけてしまっていることがあります。

例えば、断りやすい問いかけとして、「ただいまお電話大丈夫でしょうか?」、「今お忙しいでしょうか?」などが該当します。

このような問いかけをしてしまうと、相手は自分が今忙しい時間帯かどうかに関わらず、簡単に断れます。
はじめからお伺いを立てるような問いかけをせず、「お忙しいところ申し訳ございません」や、「お忙しい時間帯に失礼いたします」など、シンプルな言葉で言い切ってみましょう。

言いたいことをシンプルに切り出すこと

 相手にこちらの魅力を伝えようとしたり、電話を切らせないようにしようという心理が働くと、前置きが長くなったり、最初の説明をダラダラとしてしまいます。
 
そうなると売り込みたいという必死感が相手に伝わり、逆に不信がられたり、不快感を与えてしまうことになります。

例えば、シンプルにサービスの紹介であれば、「お得なサービスのご案内です」と言い切ってしまって、話を始めたほうも相手も理解しやすく、判断が早くなります。

テレアポでは言いたい事をシンプルに、短く、最初の方に伝えておくのが良いでしょう

テレアポ時間のマナーを知って、アポを獲得しよう


 テレアポの時間には、マナーがあり、時間帯によって繋がる、繋がらないことがわかりました。  マナー違反の時間帯にかけてしまえば、会社の信頼度が低下してしまい、会社の評判を落とします。
テレアポのマナーや各業種の営業時間、曜日を考慮して、テレアポすれば、顧客とも連絡がつながるようになり、アポ獲得の確率も増えるでしょう。
テレアポの時間帯のコツを学んで、テレアポ獲得を目指しましょう。

また、顧客へ電話をかけるアウトバンド型なら、累計の導入社数が3,100を超える実績のあるList Navigator.がおすすめです。
また、顧客からの電話を受けるインバウンド型なら、各種ビジネスツールと連携して情報を管理できるOSORAを検討してみてはいかがでしょうか。
本システムは、録音機能をもっており、オペレーターの生産性を向上します。

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