- ホーム
- Scene Liveブログ
- テレアポ/テレマケ
- テレアポリストの作成方法|リストの定義や注意点も紹介
2022.12.01更新
テレアポリストの作成方法|リストの定義や注意点も紹介
テレアポの成功率は0.3%~10%といわれており、 10回電話をしても、うち9回断られることも珍しくありません。
テレアポリストを作成すれば業務の効率化を図れてコスト削減にも繋げられるメリットがあります。
「3分でわかるテレマーケティング」を解説した資料も合わせてダウンロードいただけます。
目次
テレアポリスト作成の重要性
テレアポリストを作成するメリットは次の3つです。
- 営業活動の効率が上がる
- テレアポの成功率を上げるためには、限られた時間内でどれだけ多くの顧客にアプローチできるかがポイントになります。
社内に複数のテレフォンアポインターがいる場合、同じ会社に何人も電話をしてしまう可能性がありますが、テレアポリスト作成し、アプローチの重複を減らせば、営業活動の効率を上げられるでしょう。
- テレアポ成功率が上がる
- 成功率が低い理由はアプローチの仕方が悪いというより、アプローチする企業が間違っていることがほとんどです。
需要がない企業にアプローチをすることは時間の無駄となってしまうため、テレアポリストを作成してターゲットを絞り、見込みのある企業のみにアプローチをしましょう。
- データが蓄積される
- テレアポリストには、データを蓄積することができます。
具体的には「テレアポの日時」「電話での通話内容」「契約の成否」などで、営業データがあればより効果的なアプローチができるようになるでしょう。
また、すべてのデータが蓄積されたテレアポリストがあれば、情報を可視化して社内で共有し属人化を解消できます。
成果が出るテレアポリストのポイント
テレアポリストの精度が高ければ高いほど、業務を効率化に役立ちます。良いテレアポリストの定義を3つご紹介します。
アポ取りに必要な情報が網羅されている
テレアポリストを作成する目的は営業活動の効率化のため、テレアポリストはリストを見るだけですぐに架電できるよう、アポ取りに必要な情報が網羅していなければいけません。
テレアポリストにすべての情報がないと、テレフォンアポインターが各々で調べなくてはいけなくなり、それだけ業務のスピードが遅くなります。アポ取りに必要な情報とは具体的には以下のとおりです。
- 社名
- 電話
- FAX
- 郵便番号
- 住所
- 担当部署
- 担当者名
- ホームページのURL
- データ元
- テレアポの日時
- アクション予定
- クレーム
すべての情報が詰まったテレアポリストがあれば、新入社員が入ったときや担当者の異動があったときも、業務の引き継ぎがスムーズに行えます。
データが最新である
すべての情報を網羅したテレアポリストでも、記載されている情報やデータが古くては、結局架電するときに調べなくてはいけなくなるのでほとんど意味がありません。テレアポリストの更新するデータは、主に2つあります。
- 企業の所在地や連絡先、担当者の情報
- クライアントとのやり取りの情報
クライアントとのやり取りに関するデータもアップデートすることで、すでに断られているのに複数のテレフォンアポインターが電話をして先方に迷惑を掛けることがなくなり、反対にタイミングを狙って効果的なアプローチができるようになります。
データの修正にかかる時間はたった数分ですが、数分をおこたっただけで業務が滞ってしまうこともあるので、データの更新は新しい情報が分かり次第、すぐに行うことが大切です。
メンバーで共有、分析ができる
営業データを管理する課題は2つあります。
- 特定の社員が管理することにより属人化しやすく、共有できない
- 担当者以外の社員が営業データの保存場所や詳細が分からない
例えば、担当者が長期休暇を取ったり離職したりした場合に業務がストップしてしまいます。
またテレアポリストの蓄積した営業データは、分析し成功率を上げるのに役立てることもできます。営業データを分析すれば、販売したい製品やサービスに興味を持ってくれそうな企業やクライアントを知ることができるため、ターゲットを絞って効率よくアプローチができるようになります。
テレアポリストはリストを必要とする全ての社員が共有できる状態でなくてはいけません。
テレアポリストの作成方法
テレアポリストをよりスムーズに作成できるように、テレアポリストを作成する流れについて解説していきます。
テレアポリストを作成するには、まずはリストを集めます。ひとつの方法にこだわらず全ての方法を活用しましょう。
リストの集め方とそれぞれの具体的なやり方は次のとおりです。
- 企業HPや四季報から集める
- ポータルサイトで検索
- 名刺から集める
- 販売会社から購入する
- 自社サイトのアクセス履歴の活用
- リスト作成ツールの活用
- SNSで検索
- Excel(エクセル)を使ってデータを入力していく
- 自力で難しいときは、ツールを使う
それぞれの手順を説明します。
企業HPや四季報から集める
企業のほとんどはホームページを開設しているので、インターネットで検索すれば企業の住所や電話番号などの情報を集めることができます。また、東洋経済新報社の「会社四季報」や、業界紙などの紙媒体およびウェブ版を活用して情報を集めることが可能です。
ポータルサイトで検索
インターネット検索を利用することで、一度に多くの顧客情報を集めることができます。多数の企業の情報が記載されているポータルサイトや、ターゲットになりそうな企業のHPなど、地域や業種、ターゲット企業などを絞って検索してみましょう。
作業はすぐに開始できます。時間と手間はかかりますが、精度の高いテレアポリストを作ることができます。
名刺から集める
過去に名刺交換をしたことがあるけれど、特にビジネスをしたことがない企業であっても、今後取り引きする可能性はゼロではありません。念のためテレアポリストに加えておくとよいでしょう。
ただし、見込みがまったくない企業も含めてしまうとリストの精度が下がってしまうので、名刺は整理してある程度の取捨選択は必要です。
販売会社から購入する
社員が少なく、人手不足などの理由でリスト集めがむずかしい場合は、完成した状態のテレアポリストで購入することもできます。テレアポリストの購入にはコストがかかりますが、その分社員が業務に集中できるようになります。
テレアポリストを購入する場合は、情報のアップデートが不要の定期購入がおすすめです。
自社サイトのアクセス履歴の活用
自社ホームページがある場合、アクセス履歴をテレアポリスト作成に活用することができます。具体的には、マーケティングで使われるMAツールなどを活用して、自社ホームページのアクセス履歴から、アクセスしてくれた企業や担当者を特定し、リストを作成します。
相手は自社に興味のある企業がほとんどであるため、比較的短い期間で成約に至るケースが多いです。ホームページのアクセスが多い企業に向いている方法といえます。
もちろん、アクセスしてくれた企業や担当者のすべてがテレアポ対象となるわけではありませんので、競合退社や協力会社などは対象から省きましょう。
リスト作成ツールの活用
リスト作成ツールとは、パソコン上で効率的にテレアポリスト作成ができるツールのことです。業種や地域、キーワードなどを指定するだけで、自動で顧客情報を集め、リスト化してくれます。
もちろん費用はかかりますが、一度購入すれば将来ずっと使用することができます。
なお、ツールによって使い勝手や機能の充実度などは異なることに注意が必要です。無料のお試しがあるツールがあるので、事前に調査が必要でしょう。
SNSで検索
Facebook、Twitter、LinkedinなどのSNSを活用する方法があります。昨今の企業マーケティングでは、SNS上に企業ページを作成することが一般化してきています。
SNSでは、顧客・フォロワーとのコミュニケーション情報を見ることができるため、インターネット検索やポータルサイト検索とは、また違った情報を得ることができます。
企業に関わる人の雰囲気を把握できることが一番の特徴だといえるでしょう。
表計算ソフトにデータを入力していく
リスト集めが終わったら、表にまとめていきます。テレアポリストにはルールはないので、管理する項目は自由に選択できますが、入力する前に入力した状態の参考イメージがあるとテレアポリストは作成しやすいでしょう。
一般的に管理する項目は「BtoB」と「BtoC」で異なり、主な項目は次のとおりです。
- BtoB:会社名・電話番号・住所・ホームページURL・アクション予定・クレーム
- BtoC:会員番号・名前・性別・生年月日・家族構成・DM送付の可否・購入履歴・クレーム
なお、Excelなどの表計算ソフトはだれでも簡単に利用できる反面、入力ミスが多くなりがちです。
入力ミスを減らすためにはできるだけ手入力は避け、情報サイトからコピーしたり、自動で取得できるような仕組みを用意するとよいでしょう。
自動で情報サイトの文字列を取得するツールや、Excelにはショートカットキーやフィルター機能もあるので、積極的に活用し作業を短縮に役立てましょう。
Excelによるリスト管理については「名刺管理を自作エクセルで行う方法|CRMとの違いも解説」でも解説しています。
自力で作成が難しいときは、ツールを使う
Excelでテレアポリストを作成する際、白紙の状態からはじめるので、完成させるにはかなりの時間を要します。無料でダウンロードできるExcelのテンプレートをありますが、より使いやすいテレアポリストが作成するなら、テレアポリストが作成できるツールがおすすめです。
テンプレートとツールはいずれも無料のものと有料のものがありますから、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
また、テンプレートはただダウンロードして使用するのではなく、使いやすいようにカスタマイズすると、より使いやすいテレアポリストが完成します。
「3分でわかるテレマーケティング」を解説した資料も合わせてダウンロードいただけます。
テレアポリスト作成時の注意点
テレアポリストを作成するのには多大な労力が必要なため、時間をかけて作成したテレアポリストを最大限に活用できるように、テレアポリストを作成するときは以下の2点に注意しましょう。
- リアルタイムで更新できるか
- リストは1つにまとまっているか
それぞれについて詳しくご説明します。
リアルタイムで更新できるか
テレアポリストを作成して効率化を図るのであれば、テレアポリストには常にアップデートされ、すべての情報はテレアポリストを調べさえすれば分かるという状態にしておかなくてはいけません。
たったひとつの情報が更新していないだけでも複数の社員が新しい情報を調べることとなるので、その分作業効率が下がってしまいます。更新するのを先送りにして作業が溜ってしまったり、異動の時期でリストの変更が多くなったりすれば、更新する作業が社員の負担になることもあります。
リアルタイムの更新がむずかしい場合は、担当者を決めたり、最新の情報が抽出できるツールを活用したりしたほうがよいでしょう。
リストは1つにまとまっているか
大きな会社でテレアポリストを作成すると、かなりの情報量になるはずです。テレアポリストが複数あるとどれが最新情報なのか分からないだけでなく、情報を更新する場合はテレアポリストの数だけ作業を行わなくてはいけなくなるので、大変効率が悪いです。
例えば、最新の情報が共有できていないと、契約が取れなかった企業やクライアントへ何度も同じような電話をかけて迷惑をかけてしまうリスクもあるでしょう。
テレアポリストは作りはじめる前に、まずはテレアポリストの存在を確認しすべてを1つにまとめましょう。
テレアポリストを作成して、効率的にテレアポをしよう
テレアポリストを作成するだけで成約や受注率をアップさせることは、簡単ではありません。
作成したテレアポリストをさらに効果的に活用するには、ツールを活用する必要があるでしょう。
アウトバンドコールシステム「List Navigator.」を活用すれば、架電リストをもとに同時発信を行えるだけでなく、有効コール率などのデータを分析することもでき良質なリストの精査も可能となっています。
「3分でわかるテレマーケティング」を解説した資料も合わせてダウンロードいただけます。
関連記事