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2022.06.27更新
コールセンターSVの仕事内容|年収や将来性・向いている人を解説
コールセンターのSV(スーパーバイザー)は、オペレーターの管理や育成、クライアントとの打ち合わせなど現場の運営を担う重要な役職です。そのため、SVの仕事は非常にやりがいがあり、キャリアパスとしても活用できる職種となっています。
そこで、当記事ではコールセンターにおけるSVの仕事や年収、将来性について解説するとともに、これからSVを目指す人にとって、どんなスキルや資格があると有利になるのかを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
コールセンターのSVとは
SVとは『supervisor(スーパーバイザー)』の略で、主に店舗運営や管理・目標設定などを行う管理職的な役職です。コールセンターにおけるSVも同様に、管理する立場であることに変わりなく、仕事内容は『オペレーターの育成・管理』が該当します。
つまり、コールセンターのSVは『現場監督』のようなもので、コールセンターへの仕事を依頼している顧客との仲介役や現場の育成・品質管理を行い、現場全体を回す役割を担っています。そのため、コールセンターのクオリティはSVに左右されやすいといっても、大げさではありません。
コールセンターにおけるSVの役割
コールセンターにおけるSVの主な仕事内容が『現場の監督・管理』であることから、オペレーターのサポートやクライアントとの繋ぎをすることで、コールセンター全体をスムーズに運営する役割を担っています。
また、スムーズに運営させることと合わせて、在籍するオペレーターの質を向上させることもSVの役割でs8う。オペレーターのテレアポ内容のチェックなどをして改善案を出したり、直接指導することで育成したりすることが、求められます。さらに、企業によってはSVに求人の業務も任せたりする場合もあり、就職希望の候補者から人材を選定するなどの業務も行なったりします。
コールセンターSVの仕事内容
コールセンターにおけるSVは『現場の監督・管理』が仕事内容とされていますが、それを細かく分けると以下のような仕事内容となります。
【コールセンターSVの仕事内容】
- オペレーターの勤怠管理
- オペレーターの採用
- オペレーターの育成
- オペレーターの業務設計
- オペレーターの業務品質管理
- LD(リーダー)の育成
- クライアントとコールセンターのスタッフの仲介
- 業務成果報告
SVの仕事は、コールセンターの中でも多岐にわたります。そのため、コールセンターの全体の質はすべてSVに左右されているといっても過言ではないくらい、多くの業務をこなします。
またクライアントの要望を受けて、オペレーターの業務マニュアル(トークスクリプトなど)の作成もSVが行ったりします。
コールセンターのSVの年収
コールセンターにおけるSVは、コールセンター全体の質を左右するほど重要なポジションであることから、年収が気になる方も多いことでしょう。そこで、これからSVのポジションを目指したいと考えている人のために、『コールセンターにおけるSVの年収について』をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【コールセンターのSVの年収】
コールセンターのSVの平均年収は約407万円とされており、国税庁が2021年9月に発表した『2020年の日本の平均給与433万円』と比較すると、やや低い傾向にあります。しかし、実際の年収幅は288~702万円と記録されているので、勤務先やスキルの違いで、年収に大きく差が出やすい職業であるとも言えます。
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コールセンターのSVの将来性
これからコールセンターのSVを目指している方にとって、『SVの将来性』はとても気になる側面かと思います。多岐にわたる仕事内容、日本の平均給与より低い年収といった不安要素もあるなかで、SVの将来性について以下で示す2点の視点から詳しく解説していきます。
- SVの需要
- SVのキャリアパス
コールセンターのSVは需要がある
最近では、テレアポのためだけでなく商品やサービスについての問合せ先として、コールセンターを設置する企業も増えてきています。それにより、問い合わせ先となるコールセンターでは専門的な知識が必要となることが多く、自社内にコールセンターを配置し、内製化を図る企業が増加しました。
そうすると、自社で雇用するオペレーターの育成・管理が必要となるため、SVの需要が自然と高まることになります。また、SVの仕事は教育・管理が主軸となるので、仮に1社でしか経験がなくても、その経験は他の分野のコールセンターでも通用するため、分野問わず需要があります。
コールセンターSVのキャリアパス
SVはキャリアパスを意識して働くには、好都合な仕事です。コールセンターでSVの経験を積むことで電話応対だけでなく、マネジメントスキルも保有していると見なされるからです。
そのため、SVを経由することで他社のコールセンターへの転職のみならず、他の職種に転職する際も有利に働きます。また、レアケースとして『コールセンターの立ち上げ』の仕事に携わることができれば、ゼロから運営体制を立ち上げた実績としてアピールができるので、豊富なマネジメント経験があると認識されることもあります。
つまりコールセンターのSVは、将来的に他のコールセンターでやっていくにしても十分な実績となりますし、それ以外の場で働くにしても実績を作るためならば、十分な職種であるといえるでしょう。
コールセンターSVとして大変なこと
コールセンターのSVは監視・運営・管理といった仕事内容をこなす必要があるため、仕事量的にも多くなりやすく、ハードと感じやすい面があります。もちろん大変だとしても、その分やりがいを感じるからこそSVを目指す人もいるわけですが、これからSVを目指すのであれば、どんな大変な面があるのか知っておいて損はないでしょう。
【コールセンターSVとして大変なこと】
- クライアントへの報告書・提案書の作成
- 納期間近の仕事があるので1日クレーム対応に追われる
- 期限のある仕事が多く優先順位がつけられない
- オペレーターと違って二次対応者となるSVはクレーム対応がほとんど
- とにかく業務量が多い
仕事量が多いのはもちろんのこと、それに付随して急な対応に追われるなど、予定通りに進められないことが多いので、大変に感じてしまうことが多いでしょう。
コールセンターSVとしてのやりがい
コールセンターのSVは大変な仕事ですが、その分やりがいを感じやすい仕事でもあります。
例えば、SVはクライアントと直接やり取りをすることが多いので、そのクライアントからの目標を達成できた時や、その目標に対してリーダーやオペレーターとチーム一丸となっている瞬間に、やりがいを感じやすいです。
ほかにも、SVの職種でいると『コールセンターの立ち上げ』や、『クライアントとの打ち合わせ』など運営に直で関わる仕事も増えてくるので、責任を負うことが増えて、その責任に対してやりがいを感じる人もいたりします。
コールセンターSVに向いている人
コールセンターのSVは仕事内容が多岐にわたることから、誰にでも向いている仕事とは言い難い職種です。そこで、以下では当記事が考える『コールセンターのSVに向いている人』を特徴別に分けて解説しているので、これからSVを目指している人は参考にしてください。
【コールセンターのSVに向いている人】
- コミュニケーション能力の高い人
- クライアントやオペレーターとやり取りをすることでコールセンター全体の運営をスムーズにすすめることがSVには求められるので、コミュニケーション能力がある人は向いているといえます。
- 論理的に物事を考えられる人
- 業務設計や提案書の作成など物事を論理的に考えて、その都度適切な判断が求められるので、落ち着いて正しい判断が下せる論理的な人は向いているでしょう。
- 数字の管理が得意な人
- 企業の売上を上げることがSVには求められるので、利益を出すための計算が正しく理解でき、かつ処理できる人は向いているといえます。
- 体力・精神力に自信がある人
- 多岐にわたる仕事をこなす必要があるので、それに比例して仕事量は増えてしまいます。それらの仕事量をこなせるだけの体力が必須であることから、体力に自信がある人は向いていると言えます。
コールセンターのSVになるには
コールセンターのSVになるためには、資格や特殊なスキルが必要になったりするのでしょうか?また資格やスキルなどを持っておくことで、SVへの就職に役立つことはあるのでしょうか?
以下ではコールセンターのSVになるためにはどうするべきか、なにか資格やスキルを持っておくことで得する面はあるのか、について解説していきます。SV未経験者、現在オペレーターでSVを目指している人は参考にしてください。
SVに求められるスキルや資格
SVに求められる必須資格は、今のところありません。しいて言うのであれば『コンタクトセンター試験』や、『オペレーションマネジメント資格』などがSVになるにあたって、役立つ資格と言えるでしょう。
スキルについては以下のようなスキルを有しているとSVの仕事で役立ったり、SVに転職する際にアピールできるポイントとなったりします。
- 電話対応スキル
- リーダーやオペレーターが電話対応に苦戦していた場合は、SVが代わりに対応する必要があります。その際に、スムーズに対応できるスキルがあれば、リーダーやオペレーターからの信頼を得ることもできます。
- 現場を把握して取りまとめるスキル
- SVは売上など数字的な面も把握する必要がありますが、それだけでなくオペレーターの様子なども把握して円滑に現場を進めるスキルが求められます。
- コミュニケーションスキル
- コールセンターは人が対応する仕事なので、現場の空気が悪いと電話対応の質が下がってしまいます。そのため、相手の気持ちを汲み取って話せるコミュニケーションスキルがあると、SVとしての価値が高まります。
未経験からでもSVになれる?
結論から言うと、『未経験からでもSVになることは可能』です。
しかし、SVという仕事はコールセンターに在籍するすべてのオペレーターの上に立って、管理をしなくてはなりません。ですので、未経験者がいきなりSVで入社してくると、オペレーターの信頼を得るのが難しいということもあり、未経験からのSVはあまりおすすめできません。
もし未経験からSVを目指したいのであれば、まずはオペレーターから始めて現場の流れやクレーム対応の方法などを知ったうえで、キャリアアップを目指していくことが最短でしょう。
とはいえ、マネジメントスキルや営業部門で管理職をやっていた人が転職で重宝される場合もあるので、企業に合わせてニーズを理解して自身がその企業に適した上でSVになれるのか判断することが大切です。
まとめ
コールセンターのSVはクライアントとの打ち合わせ、オペレーターの育成・管理を行うことでコールセンターの業務をスムーズに運営させる役割を担っています。そのためSVの仕事は多岐に渡り、業務報告や採用・勤怠管理といったことまでこなすことが求められます。
とはいえ、その分だけSVにはやりがいがありますし、キャリアパスとしても好都合な職業となっており、SVで経験を積むことでコミュニケーションスキルやマネジメントスキルといった、コールセンター以外でも活用できるスキルが身に付けることが可能です。
SVにとして働くためにとくにこれといった資格は必要なく、オペレーターからキャリアアップで成り上がることが多いので、SVを希望する方はまずオペレーターから経験を積むことをおすすめします。
また、これからSVを目指す方にはぜひ知っておいていただきたいのが、『Scene Live』のアウトバウンド・インバウンドコールシステムです。『Scene Live』のシステムはテレアポにおいて、『コスト削減・商談数の増加・情報の一元管理』を実現するサービスとなっており、業務の効率化や売り上げUPが見込めます。
SVとして働くと売り上げの向上と業務の効率化は、必ず検討すべき課題の一つとなります。それをシステム1つで解決できる『Scene Live』のサービスは、必ずその際に役に立つでしょう。
コールセンター業務を自社で行いたい場合には、Scene Liveが提供しているインバウンド向けコールセンターシステムの「OSORA」と、アウトバウンド向けコールセンターシステムの「List Navigator.」の導入をご検討ください。両製品とも機能が充実しており、コールセンターの業務効率化に役立ちます。Scene Liveの製品は、累計2,400社の導入実績を記録し、多くの企業でご利用いただいている信頼性の高いシステムです。
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