2024.12.25
CTIのサーバの種類は?クラウド型・オンプレミス型のメリット・デメリット
CTIのサーバには、大きく分けてクラウド型・オンプレミス型の2種類があります。
この記事では、それぞれにどのような違いがあるのか?どのようなメリット・デメリットがあるのか?などを詳しくご紹介します。CTIのサーバ選びにお悩みの方は参考にしてみてください。
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目次
CTIのサーバは クラウド型とオンプレミス型の2種類
CTIのサーバとして代表的な、クラウド型とオンプレミス型の概要をご紹介します。
- クラウド型のCTIとは
- オンプレミス型のCTIとは
クラウド型のCTIとは
クラウド型は、ベンダーが クラウド上にサーバを設置してシステムを構築する仕組みのCTI です。ユーザーは、インターネットを介してクラウドにアクセスし、ベンダーが準備したシステムやサービスを利用します。社内にサーバの設置が不要なため、初期コストを抑えつつCTIシステムを導入できます。
オンプレミス型のCTIとは
オンプレミス型は、 自社専用のサーバを社内に設置して、システムを構築する従来型のCTI です。自社内にサーバを設置し、システムをイチから構築するのが特徴で、必要な機能・使い方・連携したいシステムに合わせて自由にカスタマイズができます。
クラウド型CTIのメリット・デメリット
クラウド型CTIのメリット・デメリットをご紹介します。
クラウド型CTIのメリット
クラウド型CTIのメリットとして、以下があげられます。
- 初期費用を抑えつつスピーディーに導入できる
- パソコンとインターネットがあればどこでも利用可能
- コスト削減や生産性の向上
- 契約内容を柔軟に変更できる
初期費用を抑えつつスピーディーに導入できる
クラウド型は、システムの構築が不要なため、オンプレミス型に比べると 初期費用を抑えられます。 また、ベンダーが用意したシステムにアクセスするだけで機能が使えるため、短期間で導入できます。自社サーバの保守・運用を行うエンジニアがいなくても成立するため、ランニングコストも抑えられます。
パソコンとインターネットがあればどこでも利用可能
システムを利用するのに必要なのはパソコンとインターネットだけです。最近では、スマートフォンやタブレットに対応したサービスもあり、外出先でも自宅でも場所を問わずに利用できます。 コールセンターのリモートワーク化 を検討している方にはぴったりな形態といえます。
コスト削減や生産性の向上
オンプレミス型で必要なシステムの構築・運用・保守がなくなるため、導入・運用コストを大幅に削減できます。かといって機能が不足している訳ではなく、必要な機能が十分に搭載されているため、 コストを最小限に抑えつつ、業務の効率化や生産性の向上が実現 できます。
契約内容を柔軟に変更できる
クラウド型にはさまざまな料金形態がありますが、ユーザー数ごとに契約するのが一般的です。そのため、「スモールスタートで機能を試しつつ、費用対効果が見込めたら契約数を増やす」といったことが可能です。また、企業規模の拡大・縮小などに合わせて柔軟にプラン変更ができるほか、新規サービスやキャンペーンなど、 繁忙期のみ契約数を増やすことも可能 。必要な機能をオプションで追加することもできます。
クラウド型CTIのデメリット
クラウド型CTIのデメリットとしては以下があげられます。
- システムのカスタマイズに限界がある
- セキュリティ面のリスク
- 運用コストが高くなるケースがある
システムのカスタマイズに限界がある
サーバやシステムの運用はベンダーが行うため、ユーザー側でシステム本体を変更することはできません。オプションで機能拡張はできるものの、複雑な業務フローへの対応や高度なカスタマイズには対応できないケースが考えられます。
セキュリティ面のリスク
クラウド型CTIのセキュリティレベルはベンダー企業に依存します。もし、セキュリティ対策が不十分であれば、サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが生じます。クラウド型CTIの導入を検討する際は、どの程度のセキュリティ強度なのか?または、セキュリティ機能のアップデートは適宜行われているのか?などを確認する必要があります。
運用コストが高くなるケースがある
利用アカウントが増えれば増えるほど料金が高くなるため、長期利用や大規模コールセンターの場合、オンプレミス型の方がコストを抑えられるケースがあります。事前にクラウド型とオンプレミス型を比較し、費用対効果が高い製品を選びましょう。ただ、クラウド型の中には途中解約ができる製品もあるため、使いながら、継続するか、他のサービスにするかを考えることもできます。
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オンプレミス型CTIのメリット・デメリット
オンプレミス型CTIのメリット・デメリットについてご紹介します。
オンプレミス型CTIのメリット
オンプレミス型のメリットとしては以下があります。
- 自社に合ったシステムをイチから構築できる
- クラウド型よりもカスタマイズが容易
- 強固なセキュリティを構築できる
自社に合ったシステムをイチから構築できる
オンプレミス型は、社内にサーバを設置してシステムをイチから構築するため、 自由にカスタマイズして自社に最適化 できます。最近ではカスタマイズ性に優れたクラウド型が多数販売されていますが、CTIと連携させるシステムを独自開発している場合は、オンプレミス型の方がマッチするかもしれません。
クラウド型よりもカスタマイズが容易
クラウド型は、ベンダーがシステムを開発・管理しているため、使える機能や拡張性に制限があります。オンプレミス型は自社開発のため、 用途に応じて機能を追加したり拡張したりする ことができます。
強固なセキュリティを構築できる
オンプレミス型は、社内のネットワークを使ってクローズドな環境を構築できます。インターネットを経由しないため、その分セキュリティ強度が高い傾向があります。
オンプレミス型CTIのデメリット
オンプレミス型CTIのデメリットとしては以下があります。
- すぐに導入できない
- コストがかかる
- 社内にエンジニアが必要
すぐに導入できない
オンプレミス型は、サーバやネットワークをイチから構築する必要があるため、クラウド型に比べると導入までの期間が大幅に長くなります。導入までの期間が限られている場合は選択肢から外れるでしょう。
コストがかかる
オンプレミス型は、サーバなどの設備、ネットワーク機器といったハードウェアを準備する必要があるほか、 システムを構築・運用・保守するエンジニアが必要 になります。契約してアクセスするだけのクラウド型に比べると、コストが大幅に高くなります。
社内にエンジニアが必要
システム構築はベンダーに任せることもできますが、保守・運用をスムーズに行うにはどうしても社内にエンジニアが必要です。社内にエンジニアがいない場合は、採用コストや人件費などが追加でかかってしまいますし、社内にエンジニアがいたとしても、人員の確保やリソースの調整などの業務が発生します。
CTIのサーバ選びのポイント!クラウド型とオンプレミス型はどんな企業におすすめ?
CTIのサーバはどんな基準で選ぶのがよいのでしょうか?ここでは、クラウド型・オンプレミス型はどんな企業におすすめなのか?それぞれの特徴をご紹介します。
クラウド型CTIはこんな企業におすすめ
クラウド型は低コストでスピーディーに導入できるCTIサーバです。また、インターネットとデバイスがあればどこでも使えるため、リモートワークとの相性も抜群。 柔軟性や拡張性も高い ため、事業の拡大や縮小にも対応できます。このようなメリットを踏まえると、以下のような要望や課題を抱えている方におすすめのシステムだといえます。
- コストを抑えてスモールスタートしたい
- すぐに導入して使い始めたい
- コールセンターのリモート化を検討している
- 社内にエンジニアがいない
- 今後はスタッフ・オペレーターを増やしていく
オンプレミス型CTIはこんな企業におすすめ
オンプレミス型は、サーバを設置し、社内のクローズドな環境で利用するCTIサーバです。 イチからシステムを構築できる ため、自社のニーズに合わせて自由にカスタマイズができ、セキュリティ強度も十分。システムの構築に時間がかかる、社内にエンジニアが必要など、ハードルが高い部分もありますが、以下のような要望や課題を抱える企業にはオンプレミス型がマッチします。
- 既存システムも内製しており既製品では連携しにくい
- 自社の使い方に合致したCTIがほしい
- インターネットを使用しない強固なセキュリティが必要
- 社内に運用を任せられるエンジニアが在籍している
このように、クラウド型・オンプレミス型はそれぞれ得意分野が異なります。CTIサーバ選びでお悩みの方は、まずは社内で要件を整理し、自社の使い方に合致したものを選びましょう。
自社に適したサーバでコールセンター業務を効率化!
CTIサーバとは、クラウド型(クラウド上のサーバ)とオンプレミス型(自社サーバ)の2種類があります。従来のオンプレミス型も多くのユーザーに利用されていますが、テクノロジーの進化によって、オンプレミス型のメリット(カスタマイズ性・拡張性・セキュリティ強度など)を兼ね備えたクラウド型CTIも登場しています。
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