2024.08.01
固定電話が繋がらない主な原因と6つの対処法|プープー音の意味も解説
「今まで普通に使えていたのに、突然固定電話が繋がらなくなってしまった……」とお困りではありませんか?
固定電話が繋がらない原因は限られていますので、適切な対処で解決することがほとんどです。
そこで本記事では、固定電話が繋がらなくなる主な原因と、6つの対処法をまとめました。
原因と対処法を把握しておけば、万一のトラブルでも落ち着いて対処できるため、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
固定電話が繋がらなくなる主な原因
固定電話が繋がらなくなったとき、考えられる主な原因は以下の6つです。
- 相手が別の人と通話している
- 双方が同時に電話をかけている
- 相手から着信拒否されている
- ケーブルが外れてしまっている
- 回線の混雑や障害が発生している
- 電話機が故障している
それぞれについて、具体的な状況をご説明します。
電話をかけたとき、「プー、プー、プー」と音が鳴って繋がらない場合は、 相手が通話中の可能性があります。
または、相手側の電話機から受話器が外れてしまっている状態も、通話中となり着信音が届きません。
プープー音の意味については、本記事後半の「「プー、プー、プー」という音の意味」で解説していますので、あわせてご覧ください。
上記の場合、電話機の故障や回線の不調ではないため、時間をおいてかけ直すだけでOKです。
双方が同時に電話をかけている
電話をかけたとき、相手側もこちらに電話をかけてしまっている場合 にも繋がりません。
この場合も、「プー、プー、プー」と音が鳴ることがあります。
電話がかかってきたもののすぐには出られず、急いで折り返したところ双方同時にかけてしまった、というのがよくある例です。
この場合も、少し時間をおいてかけ直しましょう。
相手から着信拒否されている
相手から着信拒否をされている ために、固定電話が繋がらないことがあります。
着信拒否されている場合、電話会社あるいは電話機本体の機能で以下のようなアナウンスが流れます。
「この電話にはお繋ぎできません。」
「この電話はお受けすることができません。」
「お客様のご都合により、通話のお取り扱いができません。」
着信拒否は一般的に、一度受けたことがある電話番号に対して、しつこい営業や迷惑電話を拒否する目的で利用されます。
そのため、はじめてかける電話番号から着信拒否されている可能性は低いです。
また、スマホの電話番号にかけている場合、端末の「おやすみモード」が設定されていると電話が繋がらないことがあります。
ケーブルが外れてしまっている
固定電話のケーブル(電話線、モジュラーケーブル)が外れてしまっている と、電話が繋がらなくなります。
電話をかける相手側の固定電話のケーブルが外れている場合も繋がりません。
また、ケーブルの断線が、インターネット回線の不安定に影響している可能性もあります。
「ケーブルがしっかり接続されているのに繋がらない……」という場合には、一度ケーブル全体を見渡して、ボロボロになっている箇所がないかチェックしてみてください。
回線の混雑や障害が発生している
インターネット回線の混雑や障害など が発生し、電話が繋がらなくなることがあります。
インターネットの不調が原因の場合、以下のような可能性が考えられます。
- 一時的な回線不調
- インターネット契約の停止
- モデム・ルーターなどインターネット機器の故障
一時的な回線不調が原因の場合は、改善するのを待つしかありません。
お使いの回線や電話について、障害やメンテナンス情報が更新されていないかチェックしてみてください。
また、停電でインターネットが繋がらなくなることがあります。
停電復旧後でも回線が通じないことがあり、一度電話機やモデムなどの電源を抜き差ししてみる必要があります。
電話機が故障している
電話機本体が故障している と、電話が繋がりません。
壊れやすい電話機や、故障している電話機には以下のような特徴があります。
- 落とすなど衝撃を与えたことがある
- ほこりが溜まっている
- 古く、耐用年数を超えている
ビジネスフォン(業務用で用いられる電話機)の法定耐用年数は、新品で「6年」です。
中古の電話機の場合は、別途期間が見積もられます。
4〜5年以上使っているような古い電話機を使っている場合は、老朽化による故障を疑いましょう。
また、相手側の電話機が故障しているのも、電話が繋がらない原因となります。
固定電話が繋がらなくなったときの対処法6つ
固定電話が繋がらないとき、試すべき対処法は以下の6つです。
- 時間をあけてから再度かけ直す
- ケーブルが接続されているか確認する
- 電話用モデムを再起動する
- 予備の電話機に交換して回線を確かめる
- 電話会社のサポートセンターに問い合わせる
- 電話機を買い換える
それぞれについて具体的に説明しますので、繋がらない状況に合わせてひとつずつ試してみてください。
時間をあけてから再度かけ直す
相手が通話中のために電話が繋がらないことがあるため、 まずは時間をおいてから再びかけ直してみましょう。
以下のような場合は、回線の障害や電話機本体の故障が考えられるため、別の方法を試してみてください。
- 時間をおいてから何度かかけ直しても繋がらない
- 電話をとってもプープー音すらしない
ケーブルが接続されているか確認する
ケーブルが外れてしまっていることで繋がらないケース があるため、接続状況を確認しましょう。
ケーブルそのものが古く、電話機から抜けやすかったり、断線していたりすることもあります。
ケーブルの経年劣化がみられる場合には、新調するのもおすすめです。
電話線、モジュラーケーブルといった名称で販売しており、商品によっては断線防止やノイズ軽減などが施されているものもあります。
とくに断線は電話が繋がらなくなる原因のよくあるひとつなので、固定電話を頻繁に利用される方は、あらかじめ長持ちするケーブルを使うことを推奨します。
電話用モデムを再起動する
電話が繋がらない原因としてインターネットの不調が疑われる場合には、 電話用モデムの再起動(リセット) を行いましょう。
再起動の手順は機器によって異なりますが、一般的に以下の方法で行います。
- モデムに繋がっている電源ケーブルを抜く
- 数秒〜数分待ち、ランプの消滅等を確認して電源が切れるのを確認する
- 再度電源ケーブルを差す
- 正常にランプが点灯することを確認する
上記は例ですので、まずはお使いのモデムの取扱説明書を読む、またはサポートセンターに再起動方法を問い合わせることを推奨します。
予備の電話機に交換して回線を確かめる
インターネットの調子が正常かどうか確かめるには、 強予備の電話機を使ってみること が有効です。
予備の電話機で問題なく電話が繋がれば、回線に問題はなく、電話機本体に不調があったことが分かるためです。
予備機など別の電話機があれば、ぜひ一度交換して電話が繋がるかどうか試してみてください。
電話会社のサポートセンターに問い合わせる
どうしても電話が繋がらない原因が明らかにならなかった場合は、 電話会社のサポートセンターに問い合わせてみてください。
サポートを受け付けていれば、適切な対処法を提案してもらえることがあります。
問い合わせるときは、具体的な状況を伝えられるようにするため、以下のような内容を把握しておきましょう。
- 発信ができないのか、着信ができないのか
- 「プー、プー」と発信音がなるのか、無音か
- 症状はいつ頃から発生しているか
- 試してみたこと
電話機を買い換える
電話機そのものが故障していた場合には、買い換える必要があります。
電話機を新たに用意する際、使用していたものと同じ機種・型番であることが必要となるケースがあるため注意が必要です。
機種が古い場合には、同一型番の電話機が売っていない場合もあります。
また、ビジネスフォンの耐用年数である6年を過ぎている場合も、突然故障して使えなくなってしまうことがあるため、交換を検討しましょう。
固定電話の調子が悪いまま放置をしておくと、まったく電話が繋がらなくなって業務に多大な支障が出てしまう最悪のケースも起こりうるため、早めの決断と対応をおすすめします。
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「プー、プー、プー」という音の意味
電話をかけても繋がらないとき、「プー、プー、プー」という音を聞いたことがある方も多いでしょう。
この音の名称は ビジートーン、または話中音 といい、通話中の相手にかけていることを知らせる意味があります。
よって、ビジートーンが鳴っている場合は、時間をおいてかけ直すことで解決することがほとんどです。
また、相手側の電話機から受話器が外れているときも、電話をかけるとビジートーンが鳴ってしまいます。
固定電話が繋がらないときは落ち着いて対処しよう
突然固定電話が繋がらなくなったときは、今回ご紹介した6つの対処法を試してみてください。
まずは時間をおいてかけ直してみて、繋がらなければインターネット回線の不調や電話機の故障、ケーブルの断線などを疑いましょう。
どうしても解決しない場合は電話会社に問い合わせ、電話機の故障であれば買い替えを検討します。
また、固定電話が繋がらないとお悩みの方には、固定電話を廃止してコールセンターシステムの導入を検討するのもおすすめです。
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コールセンターシステムを導入することで、架電業務の効率をアップさせることが可能です。
2024年には固定電話(アナログ/ISDN回線)のサービス終了も予定されており、家庭でも企業でも新たな体制への移行が求められています。
詳しくは「固定電話が廃止されたら解約すべき?家庭と企業での必要な対応とは」をご覧ください。
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