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コラム- COLUMN -

2024.10.15

【2021年最新】おすすめのCRMツール比較10選|サービス内容を徹底比較

顧客管理を一元で行いたい場合に導入されるCRM。上手に活用すれば、顧客それぞれの痒い所に手が届く存在として、重宝するに違いありません。商品やサービスそのものでは大きな差がつかなくなった現代、CRMを駆使した顧客満足度の向上に注目が集まっています。

本記事ではCRM導入を検討している方に向けて、その概要や選ぶ際の基準、おすすめのCRMを解説します。

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CRMとは

青色LEDの世界地図とVOIPヒューマンのビジネスアイコンとの二重露光が施されたIP電話。コミュニケーションテクノロジーのコンセプト。

CRMとは「Customer Relationship Management」の略です。直訳すると「顧客関係管理」、つまり蓄積された顧客情報を集約して管理できるシステムのこと。もともとはコールセンターの業務を管理するために生まれたシステムですが、現在では営業活動全般で採用されています。

CRMとSFAの違い

このCRMとよく似たシステムにSFA(Sales Force Automation)があります。現在は、SFAの機能を同梱したCRMもあるため、混同してしまうケースも。

CRMが顧客管理を目的としているのに対し、SFAの目的は、営業担当者が集めた顧客情報を管理し、営業活動に活かすことです。情報を利用する先が、顧客に関係する部署なのか、それとも営業に関係する部署なのかが大きな違いとなっています。併用することでより大きな効果を得られるため、両者を同梱したシステムも増えています。

CRM導入で期待できる効果

CRMを導入することで、顧客情報に基づいた満足度の向上やデータ分析、属性分けが簡単にできるようになります。それにより、以下のような効果が期待できるでしょう。

顧客情報を資産化できる
「顧客情報の資産化」とは、営業、マーケティング、コールセンターなどが収集・蓄積したデータを集約し、関係する全員が情報を共有できることです。従来の縦割り的な管理ではなく、全部門共通して管理できることで、顧客情報の価値を全社で高めることができます。
戦略的営業に活かせる
さまざまな方面から蓄積された顧客情報をもとに、どのようなことで困っているのか、どの商品やサービスを提供すればメリットがあるのかを検討して営業しやすくなります。また蓄積される情報の中には、顧客の潜在ニーズが隠れていることも。それらを洗い出し、具体化することで営業戦略につなげられるでしょう。
顧客ロイヤリティーを向上させる
顧客情報の一元管理ができれば、仮にクレームが起きた際、同じような事例が起きないように、保守やメンテナンス、情報提供ができるようになります。マイナスなことであっても企業側が先手を打つことで、顧客にはしっかりしているイメージを構築してもらえるように。結果として、顧客ロイヤリティーも向上します。

CRMを選ぶ際の比較基準

CRMを選ぶ際の比較基準は、導入したい目的や自社システムの状況によって異なります。ひと口にCRMと言っても種類が豊富なので、何を重視するのか優先順位を決めてから、導入するCRMを選びましょう。

価格
CRMの価格にはばらつきがあり、買い切りから月額制のものまでさまざまです。月額制であれば1ユーザー数百円~数万円、買い切り版でも5~10万円程度になるでしょう。また、保守管理のためのメンテナンスや初期費用も必要です。条件付きにはなりますが、無料版もあります。
機能
CRMには、営業やマーケティング活動を支援する機能が充実した「営業・マーケティング支援系」と、電話やFAXと連携して利用する機能が充実した「コールセンター業務系」の2種類があります。どちらを導入するかは自社の状況や目的次第なので、十分に検討しましょう。
提供形態
提供形態にも種類があります。セキュリティ性能が高くカスタマイズも自由な「オンプレミス型」と、手軽に低価格で導入できる「クラウド型」の2種類です。サーバーの設置場所の違いですが、セキュリティ重視なら前者を、初期投資を抑えたいなら後者を検討しましょう。
システム連携
CRMには種類が多くあるため、連携できるサービスがシステムによって異なります。現在導入中のもの、あるいは今後導入予定のものが、検討しているCRMと連携できるかの確認が必要です。導入実績や取り寄せたパンフレットを参考に確認しましょう。
サポート
導入中の不具合やトラブルに対処してもらえるか、あるいは導入後の相談窓口はあるかなど、サポート体制がどの程度整っているかも確認しておきましょう。障害発生時には提供元に連絡を入れることがほとんどなので、どんな場合に対応してもらえるのかも比較することをおすすめします。

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おすすめのCRMツール比較一覧表

数あるCRMツールの中でも、とくにおすすめしたい10個を紹介します。無料のトライアル期間を設けているものもあるため、現場のニーズに合致するかなどを検討してみてもいいでしょう。

ツール名 初期費用 月額費用 提供形態 システム連携 サポート その他
kintone 無料 858円~ クラウド型 他システムやアプリとAPI連携 電話/メール 30日間の無料トライアルあり
Salesforce 無料 3,300円~ クラウド型 MA/コミュニケーションツールなど 電話/メール 30日間の無料トライアルあり
楽テル 150,000円~ 70,000円~ クラウド型 他システムやアプリとAPI連携 メール/お問い合わせフォーム 無料トライアルあり
FileMaker 無料 1,950円~ クラウド型/オンプレミス型 他システムやアプリとAPI連携 メール/お問い合わせフォーム 45日間の無料トライアルあり
Hubspot 無料 無料(有料プランあり) クラウド型 他システムやアプリとAPI連携(プランによる) メール/チャット/電話/お問い合わせフォーム 無料プランあり
Zendesk 要問い合わせ 19ドル~ クラウド型 他システムやアプリとAPI連携 メール/お問い合わせフォーム 無料トライアルあり
Microsoft Dynamics 365 要問い合わせ 5,440円~ クラウド型/オンプレミス型 Office製品との連携 メール/電話/チャット なし
b→dash 要問い合わせ 要問い合わせ クラウド型 他システムやアプリとAPI連携 要問い合わせ 要問い合わせ
Synergy! 129,800円~ 16,500円~ クラウド型 他システムやアプリとAPI連携 電話/メール 14日間の無料トライアルあり

おすすめのCRMツール

おすすめのCRMツールの詳しい特徴を解説します。同じように見えても、できることが微妙に異なることもあるので、本記事を参考に、比較検討してみてはいかがでしょうか。

kintone

kintone(2024年9月時点)

画像出典:サイボウズ株式会社

「kintone(キントーン)」は、サイボウズ株式会社が提供するCRMツールです。

SFAの機能も兼ね備えている優れもので、日報管理や問い合わせ、タスクの管理まで幅広く利用可能。操作性も抜群で、現在20,000社が導入しているツールです。

連携できるサービスも多く、その数は100種類以上に及びます。また営業以外のサービスとして、マーケティングや法務関係のサービスとの連携もできるため、自社に合わせたカスタマイズが自由自在にできるのも魅力と言えるでしょう。

初期費用 無料
月額費用 858円(ライト)1,650円(スタンダード)
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

kintoneの詳細を見る

Salesforce

Salesforce(2024年9月時点)

画像出典:株式会社セールスフォース・ドットコム

「Salesforce(セールスフォース)」は、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供しているクラウド型CRMです。

機能が多いため、その性能をフルに発揮させるにはある程度の時間を要するものの、高いカスタマイズ性から多くの営業マンに支持されています。操作も簡単で、パソコン操作に慣れていなくてもある程度使いこなせるのも特徴。SFA機能も搭載していますが、名刺管理機能がない点にだけ注意が必要です。

初期費用 無料
月額費用 3,300円(Essentials)9,900円(Professional)19,800円(Enterprise)39,600円(Unlimited)
提供形態 クラウド型
システム連携 MA/コミュニケーションツールなど

Salesforceの詳細を見る

楽テル

楽テル(2024年9月時点)

画像出典:株式会社ラクス

「楽テル」は、株式会社ラクスが提供している、コールセンターCRMです。

メール作成の時間を減らすための「エスカレーションメール」機能がついており、ボタンひとつでメールが生成されるようになっています。このメールには期日設定ができ、期日までにエスカレーションされた人にアクションがなければ、アラートが通知される仕様。対応漏れを防げる優れたCRMです。

初期費用 150,000円~
月額費用 70,000円~
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

楽テルの詳細を見る

FileMaker

Claris FileMaker(2024年9月時点)

画像出典:クラリス・インターナショナル株式会社

「FileMaker(ファイルメーカー)」は、クラリス・インターナショナル株式会社(旧ファイルメーカー株式会社)が提供しているCRMです。

カスタマイズ性が非常に高く、世界中で利用者が多いことで有名なCRMです。開発のためのプログラミング言語を知らなくても、アプリやソフトが作成できる「ローコード」をモットーにしているため、誰でも手軽にアプリを作成可能。既存のアプリとの連携もできるので、汎用性の高いソフトと言えます。

初期費用 無料
月額費用 1,950円(Cloud Essentials)4,000円(Cloud Standard)
提供形態 クラウド型/オンプレミス型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

FileMakerの詳細を見る

Hubspot

HubSpot(2024年9月時点)

画像出典:Hubspot株式会社

「Hubspot(ハブスポット)」は、Hubspot株式会社が提供するCRMです。

世界中の企業で採用されているCRMのひとつで、完全無料で使える珍しいものです。長い歴史を誇っていますが、現在でも頻繁にアップデートが行われ、機能の向上が続いているソフトでもあります。有料版も存在し、こちらも無料トライアルを受けることが可能。

初期費用 無料
月額費用 無料5,400円(Starterプラン)
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

Hubspot(ハブスポット)の詳細を見る

Zendesk

Zendesk(2024年9月時点)

画像出典:株式会社Zendesk

「Zendesk(ゼンデスク)」は、株式会社Zendeskが提供しているコールセンター向けCRMです。

リアルタイムで通話品質をチェックできる、モニタリング機能を搭載。適切なタイミングで、担当者やオペレーターに自動で電話が割り振られるのも便利です。最大コール数・最長待機時間はこちらで設定可能。設定することで限界を超えた際に自動的に折り返し電話依頼に切り替えることができます。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 19ドル(Sell Team)49ドル(Sell Professional)99ドル(Sell Enterprise)199ドル(Sell Elite)
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

Zendeskの詳細を見る

Microsoft Dynamics 365

Microsoft Dynamics 365(2024年9月時点)

画像出典:Microsoft

「Microsoft Dynamics 365(マイクロソフト・ダイナミクス・365)」は、Microsoftが提供するCRMです。

Microsoftが提供しているだけあって、Office製品との相性がよく、企業活動全般をサポートしてくれるビジネスアプリケーションでもあります。SFA、ERP、マーケティングなど、幅広いサービスを搭載しており、必要な機能によって月額料金は変わるものの、生産性向上や業務効率化に一役買うことは間違いありません。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 5,440円~(種類によって異なる)
提供形態 クラウド型/オンプレミス型
システム連携 Office製品との連携

Microsoft Dynamics 365の詳細を見る

b→dash

b dash(2024年9月時点)

画像出典:株式会社データX

「b→dash」は、株式会社データXが提供しているクラウド型CRMです。

世界初の機能である「データーパレット」と呼ばれるシステムを採用しており、プログラミング知識がなくても、顧客情報などをデータプラットフォームに作成できる仕組みを整えています。データの抽出も非常に簡単で、画面操作だけでこれらの作業を完結できるのもメリット。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

b→dashの詳細を見る

Synergy!

Synergy!(2024年9月時点)

画像出典:シナジーマーケティング株式会社

「Synergy!(シナジー!)」は、シナジーマーケティング株式会社が提供するクラウド型CRMです。

操作画面がシンプルで、使いやすいのが最大の特徴です。データベース編集も、画面の指示に従うだけなので非常に簡単。直感で操作できるCRMでもあります。また外部の人間による、なりすましに対応できる高いセキュリティ能力も有しており、顧客情報を守ることに優れたシステムです。

初期費用 129,800円
月額費用 16,500円
提供形態 クラウド型
システム連携 他システムやアプリとAPI連携

Synergy!の詳細を見る

まとめ

CRMに蓄積されたデータは、企業の資産です。どのように活用するかによって、企業の業績に大きな影響を与えることは間違いありません。導入する際には安直に判断せず、自社のニーズにかなったものを選択しましょう。顧客管理が一括でできるCRMを導入、フル活用して、企業の営業活動に活かしていくことをおすすめします。

コールセンター業務を自社で行いたい場合には、Scene Liveが提供しているインバウンド向けコールセンターシステムの「OSORA」と、アウトバウンド向けコールセンターシステムの「List Navigator.」の導入をご検討ください。両製品とも機能が充実しており、コールセンターの業務効率化に役立ちます。Scene Liveの製品は、累計2,400社の導入実績を記録し、多くの企業でご利用いただいている信頼性の高いシステムです。

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株式会社Scene Live マーケティング部

Written by株式会社Scene Live
編集部

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