2024.10.15
インサイドセールス研修の重要性・内容を解説!育成に役立つツールも紹介
インサイドセールスは電話やメール、Web会議システムなどを利用する非対面をベースとした営業スタイルです。
営業効率の向上やコスト削減などの効果が得られるなど、近年インサイドセールスを取り入れる企業も増えてきています。
しかし、インサイドセールスは比較的新しい営業スタイルのため「研修をしたいけど方法がわからない」「効果的な研修方法を知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、 インサイドセールスにおける研修の重要性や研修で教えるべき内容、具体的な実施方法などについて解説 します。
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目次
インサイドセールスとは
インサイドセールスは、 電話やメール、Web会議システムなどを用いる非対面をベースとした営業スタイル です。
インサイドセールスを導入することにより、従来の外回り営業において不可欠な移動にかかる時間やコストがほとんどなくなるため、効率的な営業活動が可能となります。
また、非対面での業務スタイルが注目を集めている近年では、インサイドセールスと従来のフィールドセールスによる分業で、業務の効率化を図る企業が増えつつあります。
参考:インサイドセールスをわかりやすく解説|導入方法・メリット・デメリット
インサイドセールスの導入が必要とされる理由
インサイドセールスが注目され、多くの企業に必要とされている理由は以下の3つにまとめられます。
- 営業のDXが求められている
- 顧客の購買行動が変化している
- 「働き方改革」が進んでいる
それぞれ詳しく解説します。
営業のDXが求められている
企業活動にIT技術が導入されるとともに、営業の業務フローのDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められています。
かつては、顧客や見込み客を実際に訪問して、商談を進めて最終的に成約をかちとるフィールドセールスが「営業の花形」とされていました。
「足で稼ぐ」ことを是とする旧来の営業スタイルでは、担当者の個人的な営業スキルに依存することが多く、業務の属人化が避けられない側面があったのです。
営業部門における 業務フローのDXが推進されることで、営業プロセスが定量的に把握されるとともに、顧客情報やノウハウの共有化、業務の効率化、人材の育成などが実現 されていきます。
営業のDXの一環として、営業プロセスをインサイドセールスとフィールドセールスに分業化する取り組みが進められているのです。
顧客の購買行動が変化している
インターネットやSNSの利用が当たり前になった現在、顧客の購買行動が大きく変化しています。
消費者が商品の詳細情報を収集するためには、実際に店舗に行って現物を見る、店員の説明を聞く、カタログを取り寄せるなどの行動を起こしていました。
今では消費者が Webで商品情報を取り寄せ、複数サイトを閲覧して価格を比較し、SNSで評価を確認して購買行動を取る流れ になっています。
これはBtoC市場だけでなく、BtoB市場においても顕著になっている購買行動の変化です。
購買行動の変化とそれにともなう営業負荷の増加に対応するためにも、インサイドセールスがより求められるようになっているのです。
「働き方改革」が進んでいる
現在、日本では「働き方改革」が進められていますが、それはワークライフバランスを支援するものであると同時に、生産年齢人口の減少にともなう深刻な人手不足に対処するものです。
営業の世界では人材の確保は年々厳しさを増しており、「働き方改革」による柔軟な営業手法が課題とされています。
働く人の事情に合わせて、多様な働き方を選択できるようになるためにも、IT技術を活用した営業が進められているのです。
ITツールを活用した非対面ベースの インサイドセールスは、働く場所を問わずに営業活動ができ、すきま時間に効率的に働けるなど「働き方改革」に適応したスタイル として注目を集めるようになっています。
参考:インサイドセールスの課題とは?うまくいなかない理由と解決方法
インサイドセールスの研修が重要な理由
インサイドセールスを始めるにあたり、次に挙げる理由で導入に踏み切れない企業が少なくありません。
- 社内にノウハウを持つ従業員がいない
- 外部から経験者を入れるのが難しい
上記にあるような、 多くの企業が抱える課題を解決へと導くのが研修の実施 です。
インサイドセールスに求められる業務は多岐にわたるため、研修によって体系的に知識や技術を学ぶことで適切な運用が実現します。
社内にノウハウを持つ従業員がいない
インサイドセールスをこれから導入する企業だけでなく、すでにインサイドセールスを運用している企業であっても、 社内にノウハウを持つ従業員がいない 、という課題を抱えています。
社内にノウハウが不足していると、次のような問題を引き起こします。
- 管理者が適切に指導・判断できない
- 共通のルールがないため、人によって指導内容が異なる
- スキル不足により課題解決に時間を要し成果が出るまでに時間がかかる
また、ノウハウを持つ従業員がいる場合であっても、スキルを持つ従業員は多くの業務を抱えている可能性が高く、研修にリソースを割くのは現実的とはいえないでしょう。
外部から経験者を入れるのが難しい
2つ目の理由は、外部から経験者を入れるのが難しい点です。
インサイドセールスは 比較的新しい営業スタイルのため、外部からであっても経験者を入れるのは困難 です。
そのため、基本的には社内教育での育成が必要になります。
一方で、インサイドセールスはライバルが少ないこともあり、未経験者でも戦力化しやすいので、教育の仕組みさえ構築できればスムーズに組織を拡大できるでしょう。
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インサイドセールス研修の実施によって得られる効果
インサイドセールス研修の実施によって得られる効果には、次のようなものがあります。
- インサイドセールスに必要な知識が得られる
- 共通認識が生まれ組織的な運用が可能になる
- 効率的な人材育成が可能になる
自社による現場教育だけでは、得られないものも多くありますので、研修実施による費用対効果は非常に高いといえるでしょう。
インサイドセールスに必要な知識が得られる
1つ目の効果は インサイドセールスに必要な知識が得られる ことです。
実際のインサイドセールスの教育現場では、管理者やリーダーが適切な知識を持っていないために、体系立った教育ができずOJTによる育成になりがちです。
結果、担当者ごとのスキルや知識に差が出てくるだけでなく管理も難しくなるため、管理者の負担が大きくなります。
一方で、インサイドセールス研修をおこなうことで、従業員全員が同じ体系立った知識を身に付けられます。
そのため、従業員が持つスキルにバラつきが生じにくくなるほか、全員が同じ方法で業務を進めるようになり、管理もしやすくなるでしょう。
共通認識が生まれ組織的な運用が可能になる
2つ目の効果は、 従業員がインサイドセールスに対して共通認識を持つことにより、組織だった運用が可能 になることです。
インサイドセールスの役割は、マーケティング部署が獲得したリードを育成し、見込み客にしてフィールドセールスへと送り出す、いわば橋渡し的なものです。
そのため、インサイドセールスで成果を出すためには、メンバー同士はもちろんフィールドセールスやマーケティング部門など、他部署との連携が非常に重要になります。
研修では、インサイドセールスの役割や重要性などについても学びます。
「学んだ内容を他部署へ伝える」「他部署も研修を受ける」などを実施することで、メンバー間だけでなく関係の深い部署にもインサイドセールスに対する共通認識が生まれ、スムーズに業務を進められるでしょう。
効率的な人材育成が可能になる
3つ目の効果は、効率的な人材育成が可能になることです。
ノウハウを持つ従業員がいない状態で、インサイドセールスを進めていくと、メンバーだけではなく管理者やリーダーも 手さぐりで運用することとなり、育成に多くの時間が必要 になります。
一方で、インサイドセールスの研修をおこなっている企業は、短時間かつ低コストで成果を出せるノウハウを持っていることも少なくありません。
また、インサイドセールスの教育に適したツールには、管理者では把握しきれない部分もカバーしスキルアップのフォローをしてくれるものもあります。
研修やツールを活用すれば、効率的な人材育成が可能となるでしょう。
インサイドセールス研修で教えるべき内容
インサイドセールス研修で教えるべき内容は大きく分けて次の2つです。
- インサイドセールスの考え方・基本的な知識
- 顧客対応に関する知識
また、それぞれの中身についてもいくつか分類がありますので、詳しく解説します。
インサイドセールスの考え方・基本的な知識
1つ目の、教えるべき内容は インサイドセールスにおける考え方や基本的な知識 です。
インサイドセールスの基本となるもので、これらを知らず曖昧なまま業務を進めると「やっていることがテレアポと同じ」「見込みの薄い顧客をフィールドセールスに渡す」といった事態につながりかねません。
インサイドセールスの基本知識は、主に「基礎知識」「自社商品・サービスの知識」の2つに分けられます。
それぞれについて詳しく解説しますので、参考にしてください。
基礎知識
はじめに、インサイドセールスに関する基礎知識や考え方をしっかりと教える必要があります。
「インサイドセールスとはどういったものなのか」をしっかりと教えることで、 従業員全員が共通認識を持てるだけでなく、以降の研修もスムーズに進められる ようになります。
インサイドセールス研修で教えるべき主な内容は次のとおりです。
- インサイドセールスとは何か
- インサイドセールスに必要な心構え
- インサイドセールスにおけるターゲットの定義
- リードの管理方法
- リードの評価方法
- 対応の流れ
- アプローチの優先順位とルール設定について
- どのようなKPIを設定すればよいのか
特に、インサイドセールスの役割やマインドセットについては、今後の運用を左右する要素でもあるので、重点をおいて伝えることが重要です。
自社商品・サービスの知識
インサイドセールスでは 顧客と商談をおこない、自社商品やサービスについて説明する機会も多くある ため、自社が取り扱う商品・サービスの知識を身に着けることが不可欠です。
しかし「内勤だから商品知識については最低限で大丈夫だろう」という認識を持ってインサイドセールスに臨む方も一定数いるため、認識を改めてもらうためにも商品・サービスについてしっかりと教える必要があります。
自社商品・サービスの知識を教える際は、基本的な概要はもちろん、業界の動向・ライバル企業などの外部環境や商品が顧客へ提供できる価値、などについても教えるとよいでしょう。
顧客対応に関する知識
2つ目の、インサイドセールス研修において教えるべき内容は 顧客対応に関する知識 です。
いくらインサイドセールスに関する基本的な知識や、商品・サービスに関する知識が豊富にあったとしても、顧客対応に不備があればリード育成や成約にはつながらないためです。
顧客対応に関する知識については次のように分類して教えるとよいでしょう。
- 基本的な顧客対応スキル
- 顧客の調査方法
- ホットリードの判断基準
それぞれについて詳しく解説します。
基本的な顧客対応スキル
インサイドセールスでは、 顧客の状況や抱えている課題に応じて適切な提案をすることが求められる ため、基本的な顧客対応スキルを教える必要があります。
教えるべき顧客対応スキルには次のようなものが挙げられます。
- 1対1のコミュニケーションスキル
- ツール操作を含めたオペレーションスキル
- 顧客が持つ課題を仮説立て提案をおこなうスキル
上記スキルを従業員に教える際は、座学で教えるだけではなくロールプレイングやOJTなど実践的な活動も盛り込むとよいでしょう。
顧客の調査方法
インサイドセールス研修では、顧客の調査方法を教えることも重要です。
顧客のことを知っていれば 知っているほど、効果的な施策を最適なタイミングで打ち出せる ようになります。
反対に、顧客を知らないままにさまざまな施策をおこなったとしても、なかなか商談までには至らないため、顧客情報の集め方を伝えることは非常に効果的です。
また、メンバーによって顧客対応に差異が発生しないように「問い合わせから24時間以内には対応をおこなう」「見込み客に対して〇回は電話・メールをする」などのルール設定をおこなうことを伝えるとよいでしょう。
ホットリードの判断基準
インサイドセールスでは、すべてのお客様に同じようにアプローチをかけることはほぼ不可能であるため、受注につながりやすいリード、いわゆる ホットリードかどうかの判断基準を教える必要 があります。
細かい基準については企業ごとに異なりますが、次のような条件が必要であることを伝えるとよいでしょう。
- BANT(予算・決裁権・必要性・導入時期)に関する情報をすべて入手できた
- 相手が決裁者である
- 予算が一定金額以上である
インサイドセールス研修の実施方法
インサイドセールス研修の主な実施方法には次の2つがあります。
- 外部に研修を依頼する
- ツールを活用して社内で研修をおこなう
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
外部に研修を依頼する
1つ目は 外部に研修を依頼する方法 です。
研修をおこなっている企業は、インサイドセールスに関する専門的な知識や、知識を効率的に伝えるノウハウを持っています。
蓄積された知見を活用することで、インサイドセールスに関する専門的な知識を効率よく自社に取り入れることが可能です。
また、自社で研修をおこなう場合、研修資料や場所などの準備を自分たちでおこなわなければならず、限られたリソースが割かれてしまうことになります。
準備にかかる負担をなくし本来の業務に集中できるようになる点も、外部研修を利用するメリットといえるでしょう。
ツールを活用して社内で研修をおこなう
2つ目は、 インサイドセールス教育に適したツールを利用して社内で研修をおこなう方法 です。
インサイドセールスでよく用いられるツールの中には教育に適した機能を持つものがあります。
例えば、AIによる音声解析機能が搭載されているツールであれば、担当者と顧客の会話を分析の上、定量化して担当者にフィードバックをおこなってくれます。
また、ナレッジ共有クラウドを利用すれば、会社全体で蓄積したノウハウを活用できるため、人材育成の効率を向上させることが可能です。
インサイドセールス研修を外部に依頼する際のポイント
インサイドセールス研修を外部に依頼する際の主なポイントは次の3つです。
- インサイドセールス・講師の経験が豊富か
- 業界や自社・競合について理解があるか
- 自社の方針に合わせた研修を実施してくれるか
インサイドセールス研修をおこなっている企業はいくつかあり、それぞれに特徴があります。
今回紹介するポイントを参考に自社に適した研修を選ぶことで、より早く成果を出すことが可能です。
インサイドセールス・講師の経験が豊富か
1つ目のポイントは 講師がインサイドセールス経験と講師の経験が豊富かどうか です。
インサイドセールスは近年注目されている営業手法ですが、まだ歴史が浅くノウハウが確立されていない部分もあるため、研修を外部に依頼する際には、インサイドセールスの経験が豊富な講師から学ぶことが重要です。
また、インサイドセールスの経験が豊富であっても、講師として伝える能力がなければあまり意味がないため、講師としての実績もあわせて考慮する必要があります。
以上のことからインサイドセールス研修を依頼する際は、インサイドセールス・講師の両面の経歴や実績を必ず確認するようにしましょう。
業界や自社・競合について理解があるか
2つ目のポイントは、研修の依頼先に業界や自社・競合について理解があるかどうかです。
インサイドセールスは 業界や自社・競合の状況を理解した上で、効果的な戦略を立てることで成約へとつながり ます。
そのため、研修の依頼先が業界についての理解が乏しい場合、自社に効果的な研修を提供できない可能性が高くなり、研修を受けたのに成果につながらないなどの事態になりかねません。
費用対効果の悪い研修としないためにも、研修を依頼する前に業界や自社・競合についてどのように理解しているかを確認するようにしましょう。
自社の方針に合わせた研修を実施してくれるか
3つ目のポイントは、 自社の方針に合わせた件数を実施してくれるかどうか です。
インサイドセールス研修の内容は依頼先の企業によって異なり、自社の方針に合わせられるカスタマイズ性の高いものもあります。
カスタマイズ性の高い研修であれば、自社の文化や方針を柔軟に取り入れた研修内容に変更できるため、効果のより高い研修を受けることが可能です。
一方で、カスタマイズ性の低い研修であった場合、自社の文化や方針に合わない研修を提供される可能性もあるため、依頼前にしっかりと確認しておきましょう。
参考:インサイドセールスの立ち上げ方法を徹底解説|おすすめ支援ツールも紹介
インサイドセールスでツールを利用する際の選定ポイント
インサイドセールスで用いられるツールにはさまざまな種類があるため、自社にとって本当に効果のあるツールかどうかを判断し選ぶ必要があります。
ツールを選定する際の具体的なポイントは次の通りです。
- 自社の目的に合った機能が搭載されているか
- フィールドセールスと連携が取りやすいか
- 使用感やサポート体制はよいか
それぞれについて詳しく解説しますので、ツール選びの参考にしてください。
自社の目的に合った機能が搭載されているか
インサイドセールスに用いられるツールは多岐にわたるため、自社が抱えている課題を把握した上で、 課題解決に必要な機能を備えているかを確認することが重要 です。
例として、インサイドセールスの人材育成を目的としている場合は、次のような機能を持つツールを選ぶとよいでしょう。
- 音声解析機能
- 通話内容を可視化する機能
- 会社が得たノウハウを蓄積・共有できる機能
また、同じような機能を持つツールであっても、細かい部分や方向性が異なります。
ツールによってはトライアル版や無料プランが用意されていますので、本格導入の前に一度小規模で試してみるのも1つの方法です。
フィールドセールスと連携が取りやすいか
インサイドセールスは他部署との連携が重要な業務のため、フィールドセールスやマーケティングなど 他部署との連携が取りやすいかどうか を確認することが重要です。
例えば、リード情報や商談情報をリアルタイムで共有できる機能や顧客の状況を可視化する機能などがあると、他部署との連携が取りやすくなります。
インサイドセールスとフィールドセールスの連携は、顧客の成功に直結する重要なポイントです。ツールを利用する際には、両組織の連携性をしっかりと確認し、最適なツールを選定するようにしましょう。
使用感やサポート体制はよいか
ツールの 使いやすさやサポート体制が充実しているかも 重要な選定ポイントです。
どれだけ自社の要望を満たす機能を備えているツールであったとしても、メンバーが使えないのではあれば意味がありません。
そのため、ツールを選ぶ際はトライアルや無料プランなどを利用して、機能だけではなく操作性のよさも確認するとよいでしょう。
また、サポート体制は「土日祝も対応している」「日本語での対応可能」「連絡手段が多数ある」など充実していれば、トラブルがあってもすぐに対応してくれるため、こちらもしっかりと内容を確認する必要があります。
インサイドセールス研修をおこなっている企業5選
インサイドセールス研修を実施している企業を次の5つ紹介します。
企業名 | 特徴 |
株式会社インソース | 受講者が参加しながら学べる内容も豊富 |
ブリッジインターナショナル株式会社 | 研修だけではなくさまざまなサポートもおこなっている |
株式会社才流 | インサイドセールスの立ち上げや強化支援などに強みを持つ |
SALES ROBOTICS株式会社 | 運用支援部門が提案するプランを実際に運用・改善してくれる |
株式会社リスキル | 即効性のあるスキルを身に着けられる |
株式会社インソース
引用:株式会社インソース
株式会社インソースは、年間受講者数が45万人を超える実績を持つ人材教育企業です。
インソースがおこなう研修は、一方通行で講師が授業するだけではなく、ロールプレイングやグループワーク、演習など 実際に受講者が参加しながら学べるタイプ です。
そのため、研修で学んだことを実際の現場でもすぐに活かせます。
また、企業の文化や方針にあわせて研修内容を柔軟にカスタマイズしてくれる点も魅力です。
企画の段階で、達成したい目標や方針などを共有しておくことで、企業に最適なプログラムを作成してくれます。
ブリッジインターナショナル株式会社
引用:ブリッジインターナショナル株式会社
ブリッジインターナショナル株式会社は、 幅広い業種にインサイドセールス研修をおこなってきた実績を持つ企業 です。
ブリッジインターナショナルが実施する研修には、インサイドセールスに関する基本的な知識を教える研修である「ISR」と、管理者向けの知識を教える研修「ISM」の2種類が用意されています。
「ISR」「ISM」ともに2日間のプログラムで構成されており、すべてオンラインもしくは対面で実施されます。
また、研修だけではなくインサイドセールスの導入支援や業務設計などのサポートもおこなっているため、これからインサイドセールスを導入する予定の企業に適している依頼先といえるでしょう。
株式会社才流
引用:株式会社才流
株式会社才流(サイル)は インサイドセールスの立ち上げや強化支援などに強みを持つ企業 です。
多くの企業を支援した経験を基に、成果が実証されている研修方法を確立しているだけでなく、ヒアリングを通して顧客が持つ課題をしっかりと理解することも得意としているので、安心して研修を受けられます。
また、BtoBマーケティングやインサイドセールスの経験・知識を持つ講師が研修を担当してくれるため、研修を受けることで実践的なスキル取得が可能です。
SALES ROBOTICS株式会社
引用:SALES ROBOTICS株式会社
SALES ROBOTICS株式会社は、 インサイドセールスの立ち上げや運用の支援に強みを持つ企業 です。
立ち上げ支援においては、ヒアリングを基に作成したプランをそのまま提案するのではなく、運用支援部門が実際に運用・改善をおこない、成果を出せる状態となってから顧客への導入を進めます。
運用支援では1,000社以上の支援実績から得られたデータを活用し、優先的にアプローチすべきターゲットを提案してくれます。
また、商談時に戦略から実行までの具体的なプランを構築してくれるため、契約後は最短3週間でインサイドセールスの稼働が可能です。
株式会社リスキル
引用:株式会社リスキル
株式会社リスキルは、1,500社以上からの利用実績を持つ企業です。
リスキルのインサイドセールス研修の特徴は 即効性のあるスキルを身に着けられる 点で、基本的な知識はもちろん、アポイントメントの取り方から成約に至るまでの一連の流れを網羅的に身に着けられます。
事前に教材や必要なものを送ってくれるなど、準備段階からサポートを受けられるため、準備にかかる業務を削減可能です。
また、研修を企業にあわせてアレンジしたり、人数変更があったりした時でも、料金は一律で追加料金が発生しない点も魅力といえるでしょう。
インサイドセールス研修に役立つツール5選
インサイドセールス研修に役立つツールを、次の5つ紹介します。
システム名 | 特徴 |
List Navigator. | ボトルネックの可視化・振り返りができる分析機能が標準搭載 |
MiiTel | AIによる音声解析機能が搭載 |
amptalk | データを基に、話の内容や時間などを数値として可視化 |
JamRoll | 感情解析機能やトーク解析機能が搭載 |
Knowledgework | 動画や資料など蓄積されたナレッジを活用して学習ツールの作成ができる |
List Navigator.
List Navigator.は株式会社Scene Liveが提供するアウトバウンドをサポートする機能に特化したCTIです。
大量架電機能と、架電結果をステータス別に可視化・振り返りできる機能が搭載されています。
例えば、受付突破・担当者接触・クロージングのどのステータスにボトルネックが存在しているのかを分析可能で、担当者に合わせた課題の特定と改善につなげられます。
架電機能は大きく6種類用意されています。
中でも多回線発信でリストへ一斉に発信し、接続した架電のみにアプローチできるプレディクティブ発信を活用することで、通電数・コンタクト数の抜本的な改善に役立ちます。
担当者のトーク力改善やアウトバウンド業務の効率化に課題を感じている方には、おすすめのシステムといえるでしょう。
MiiTel
引用:MiiTel
MiiTelは株式会社RevCommが提供するインサイドセールス研修に適したツールの1つです。
MiiTelにはAIによる 音声解析機能が搭載されており、電話の会話速度、ラリー回数、被せ率など可視化し定量的に評価 のうえ、担当者にフィードバックをおこなってくれます。
そのため、担当者は自分の会話スキルを数値として理解し、次回以降の会話に活かせるようになります。
また、話者の感情をリアルタイムで読み取り表示する機能も搭載されているため、担当者だけでなく管理者も顧客の感情の遷移を確認し、クレームの防止や顧客理解に役立てることが可能です。
amptalk
引用:amptalk
amptalkはアンプトーク株式会社が提供する 、IP電話やオンラインによる商談の記録や書き起こし、分析をおこなうオンライン商談自動化ツール です。
集めたデータを基に、話の内容や時間などを数値として可視化するだけでなく、個人単位で比較できるレポートの作成が可能なため、担当者の会話スキル向上のサポートとしての役割に期待できます。
また、オンライン商談での会話内容は、自動でSalesforceに記録されます。
そのため、チームメンバーやフィールドセールス部署はリアルタイムで商談の内容や進捗を把握できるようになり、連携強化にもつながるでしょう。
JamRoll
引用:JamRoll
JamRollは株式会社Poeticsが提供する商談解析ツールです。
JamRollには、 言語情報や話し方から相手の感情を自動判定する感情解析機能 や、発話の割合やスピードなどを測るトーク解析機能が搭載されています。
上記機能のほか、トーク傾向のフィードバックやトークスクリプトの確認もできるため、活用すれば人材育成や管理などに活用できます。
AIによる商談の自動要約、連携しているツールへの自動入力なども備えているため、業務効率化に期待できる点も魅力といえるでしょう。
Knowledgework
引用:Knowledgework
Knowledgeworkは株式会社ナレッジワークが提供するナレッジ(知識)共有クラウドです。
Knowledgeworkでは 動画や資料など、蓄積されたナレッジを活用して学習ツールを作成 できます。
また、テストやレポートを用いた理解度チェックも実施できるため、担当者の知識習得を大きくサポートできるでしょう。
蓄積されたナレッジは、カテゴリーや作成者などで分類され、フリーワードをはじめとした検索方法で簡単に探せるため、誰であっても簡単に必要な情報が取り出せるようになっています。
インサイドセールス研修の実施事例
インサイドセールス研修の実際におこなった企業の中から次の3社を紹介します。
- 商社・情報処理・専門コンサルティング業
- 旅行業
- IT事業
インサイドセールス研修によって得られた効果を実感できるので、ぜひ導入の判断材料として活用してください。
商社・情報処理・専門コンサルティング業
1つ目の事例として紹介する商社では、数年前よりインサイドセールスを運用させていました。
数年間、運用を続けていく中で、リードを増やすという目的は達成し続けているものの、メンバーのスキルや認識の統一に関しては教育が必要であるとも感じていました。
しかし、管理者自身もプレイヤーとして活動していることもあり、きちんとした教育が困難であったことから、体系的かつ客観的に知識を学べる研修の利用を決意。
受講後は、課題であったインサイドセールスの認識に大きな変化が発生。
これまでメンバーは「フィールドセールスこそが営業の花形である」といった認識が強く、インサイドセールスという業務に、負い目や不安を感じる方が多くいました。
しかし、 研修を受けて自身の役割が明確になったことにより、負い目を感じることなく自信 を持って業務に取り組めるように変化。
また、基本業務に対する意識にも変化が現れ、これまで定型文で送っていたメールを自分の考えた文章で送るなど、顧客との接点を意識して業務に取り組むようになりました。
旅行業
ある旅行会社では、数年前にインサイドセールス部門を再編したばかりであり、思うように受注率や商談率を上げられていませんでした。
このままでは、マーケティング部門の頑張りが無駄になってしまうとの思いから、相談を決意。
その後は、架電やメールでのアプローチを増加するなど、タイミングを逃さないことを意識した取り組みを実施。
結果、インサイドセールス部門による 商談化率は前年比の3倍まで増加 し、部門目標の達成へと至りました。
また、研修によりやるべき点が明確となり手さぐりの状態が解消されたことで、 メンバーが課題を「自分ごと」として捉え自主的に動く意識が芽生える ようになりました。
IT事業
あるIT企業では、インサイドセールス部門は存在していましたが体系化された仕組みが構築できていませんでした。
その結果、テレアポと同じような業務内容になっていただけでなく、営業数値のコントロールもできていない状態であったため、改善をするためにインサイドセールス研修の導入を決意。
結果、顧客が根本的に抱えている課題が見えるようになり、提案の精度が向上。
最終的には、 従来の2倍もの成約率を出すことに成功 しました。
研修を実施してインサイドセールスを効果的におこなおう
インサイドセールス研修を実施することで、自社にノウハウを持つ従業員がいない企業であっても体系的に知識やスキルを身に着け、効率的にインサイドセールスを運用できるようになります。
インサイドセールスにおける人材育成の方法は研修実施だけでなく、ツールが持つ教育機能を活用する方法もあります。
特に、アウトバウンド業務における人材育成や、架電効率に課題を感じている方には「List Navigator.」の利用がおすすめです。
担当者のトーク力を数値化し改善すべき数値と行動指針を明確にするだけでなく、 架電効率を向上させる機能を多く備える「List Navigator.」 をぜひインサイドセールスに役立ててください。
■合わせてよく読まれている資料
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