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2023.08.16更新

CTIツールのおすすめ10選!選定ポイントもあわせて解説

CTIツールのおすすめを知りたい人も多いのではないでしょうか。

CTIツールは、コールセンター業務を大幅に効率化できる便利なシステムで、多くのサービスが存在します。

しかし、サービスごとに特徴が大きく異なるため、自社に合うものを見極める必要があるでしょう。

本記事では、 コールセンター業務に欠かせないCTIについて、メリットや注意点、おすすめツールや選び方のポイントを紹介 します。

CTIツールの導入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

CTIツールとは?


CTIとは「Computer Telephony Integration」の頭文字をとった言葉で、 パソコンやシステムと電話を連携させる仕組み のことです。

コンピューターとの連携でさまざまな機能を活用でき、コールセンター業務を効率化できるなどメリットは多いです。

CTIツールの主な種類や費用を詳しく解説します。

CTIツールの種類

CTIツールは、導入形態によって大きく2種類に分けられます。

  • オンプレミス型
  • クラウド型

それぞれメリット・デメリットが異なるため、自社の状況と照らし合わせながら特徴を確認しましょう。

オンプレミス型

オンプレミス型は、 自社でサーバーを設置・管理するタイプ です。

自社で運用や管理を行うため、カスタマイズ性やセキュリティ性が高いのが特徴です。

一方、専用機器の設置が必要になるため導入に時間がかかるほか、導入や運用コストがかさみやすい点に注意が必要でしょう。

オンプレミス型は、ある程度予算に余裕がある企業や、運用できる体制が整っている企業におすすめのタイプです。

クラウド型

クラウド型は、 サービスを提供する会社のサーバーを借りて使うタイプ です。

サービス提供元のクラウド上でデータを管理するため、オンプレミス型に比べて導入スピードが速くコストが小さいのが特徴です。

一方、自社で運用するものではないため、カスタマイズ性やセキュリティ性がやや低い点に注意しなければなりません。

自由度の高さや安全性はサービスごとに異なるため、クラウド型を導入する場合はしっかり比較するとよいでしょう。

クラウド型は、導入や運用にあまり費用をかけられない企業や、スピーディーに導入したい企業におすすめです。

CTIツールの費用

CTIツールの費用は、導入形態やサービスごとに大きく異なります。

とはいえ、 主な費用の項目は変わらない ため、事前に押さえておくとサービスを比較しやすくなるでしょう。

CTIツールの利用にかかる主な費用は、以下の通りです。

  • 初期費用
  • 月額料金
  • その他費用

なお、CTIの価格については「CTIの価格は何で決まる?選び方のポイントを押さえよう」でも詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。

初期費用

CTIツール導入時に発生するのが初期費用です。

オンプレミス型の場合は 数十万〜百数十万円ほど かかるケースが多く、クラウド型の場合は 無料のケースが多い です。

自社にサーバーを設置して管理や運用するオンプレミス型のほうが、なにかと導入時に費用が高くなることをイメージしておきましょう。

月額料金

導入時だけでなく、運用するために毎月料金が発生するケースがあります。

オンプレミス型の場合は、初期費用が高額になりやすい分、 月額料金がかかるものはほとんどありません 

一方、クラウド型は初期費用を抑えやすい分、 毎月数千〜数万円ほどの月額料金が発生するケースがほとんど です。

オンプレミス型の初期費用に比べると、クラウド型の月額料金はかなり安いです。

しかし、利用期間が長くなるほど、月額料金が発生しないオンプレミス型のほうが割安になる可能性があります。

その他費用

初期費用や月額料金のほかにも、サービスごとに費用がかかることがあります。

例えば、 通話時間ごとに通話料金が発生したり、スタッフ一人ひとりのID数によって料金が変動したり と、必要な費用はサービスによってさまざまです。

また、オプションを利用する場合はあわせてその分の費用がかかるため、初期費用や月額料金だけでなく、その他の費用にも注目するとよいでしょう。

CTIツールの基本的な機能8つ


CTIツールは、さまざまな機能を備えています。

CTIツールの基本的な機能を8つ紹介します。

  • ACD(着信呼自動分配装置)
  • IVR(自動音声応答システム)
  • ポップアップ
  • モニタリング
  • 電話制御
  • 自動録音
  • ワンクリック発信
  • プレディクティブコール

いずれも、コールセンター業務において役立つ場面が多い機能です。

CTIツールを使いこなすためにそれぞれの特徴を確認しましょう。

ACD(着信呼自動分配装置)

ACD(着信呼自動分配装置)は「Automatic Call Distribution」の略で、 事前設定したルールをもとに、着信管理をして適切にオペレーターに振り分ける機能 です。

状況に応じて可能な限りすぐ着信がオペレーターに割り振られるため、顧客が不便を感じることなくスムーズな対応ができます。

また、オペレーターの稼働状況を個別に把握したうえで着信の割り振りができるため、オペレーターの業務負担や心理的負担を軽減しやすいでしょう。

IVR(自動音声応答システム)

IVR(自動音声応答システム)は「Interactive Voice Response」の頭文字をとった言葉で、 自動音声による応答ができる機能 です。

「〇〇の方は1を、△△の方は2を押してください」のように、お客様センターなどに電話をかけた際、用途に応じて自動で案内された経験がある方も多いでしょう。

自動音声での案内により、用途ごとに適切なオペレーターへつなげられるほか、営業時間外でもオペレーターを稼働させずに案内ができるようになります。

ポップアップ

ポップアップは、 収集したデータにもとづいて顧客情報を表示させる機能 です。

発信時・受信時ともに顧客情報を探し出す必要がなくなるため、スムーズな対応ができることで、顧客満足度の向上につながるでしょう。

なお、表示される情報は、顧客の氏名や居住地域などの基本情報のほか、過去のやり取りクレームの有無なども確認できるため、顧客ごとにスムーズかつ適切な対応が可能です。

モニタリング

モニタリングは、 コールセンターの稼働状況やオペレーターごとの対応状況などを管理できる機能 です。

全体や個別の稼働状況を数値で可視化できるので、コールセンターにおける問題点を見つけやすく品質向上に役立てられるでしょう。

また、各オペレーターが顧客とどのようなやり取りをしているかも把握できるため、オペレーター教育やマニュアル作成などに活用できます。

さらに、顧客との通話中にアドバイスを出せるなど、コールセンター運営を補助してくれる機能です。

電話制御

電話制御は、 着信を複数のオペレーターに均等に振り分ける機能 です。

電話制御をすることで、オペレーターごとに対応数の偏りが出ることなく、特定のオペレーターに業務負担が大きくなる事態を防げます。

また、ツールによっては振り分けに優先度を設定し、慎重な対応が求められる顧客に対しては勤務歴の長いオペレーターを割り当てるなど、対応を最適化できるケースもあります。

電話制御により、大規模なコールセンターでもオペレーターごとに業務量の差が開く心配がなくなるでしょう。

自動録音

自動録音は、文字通り 通話の内容を自動的に録音できる機能 です。

通話内容を録音することで、万が一トラブルになった際に事実確認ができるようになります。

コールセンターに限らず、顧客との対応において無理難題を押し付けられたり、都合のよいように解釈されてしまったりするケースがあるかもしれません。

通話を録音しておくとトラブルの際に事実確認ができるため、オペレーターが適切に対応している限り、極端に不利な立場に立たされることはないでしょう。

ワンクリック発信

ワンクリック発信は、 すべての番号を押すことなくワンクリックで簡単に発信できる機能 です。

架電業務が中心のコールセンターの場合、架電数が多いほど、1件ごとに番号を押す作業に時間がかかってしまいます。

また、単に番号を押すだけでも回数が多いほど負担が増えるため、ワンクリック発信によりオペレーターの負担を軽減できる可能性があるでしょう。

プレディクティブコール

プレディクティブコールとは、 リスト上の顧客に対し一斉に架電ができる機能 です。

一斉に架電しつながったコールのみオペレーターが対応すればよいので、顧客を探す手間を大幅に削減できるでしょう。

オペレーターの手で1件ずつ架電するより効率的なため、特に架電業務を中心とするアウトバウンド型コールセンターで活躍する機能です。

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CTIツールと相性がいい6つのシステム


CTIツールはさまざまな機能を備えており、単体でもコールセンター業務を効率化できるでしょう。

しかし、CTIツールは他システムと連携できるものが多く、単体ではなく連携させることでさらに便利に使えます。

CTIツールと相性がよいシステムは、主に以下の6つです。

  • CRM(顧客情報管理)
  • PBX(構内交換機)
  • SFA(営業支援システム)
  • FAQ(問い合わせ)
  • チャットボット
  • 音声認識システム

いずれも、CTIツールとの親和性が高く、簡単に連携できるものばかりです。

コールセンター業務をより快適にできるよう、他システムも確認しましょう。

CRM(顧客情報管理)

CRM(顧客情報管理)は「Customer Relationship Management」の頭文字をとった言葉で、 顧客情報を管理するシステム です。

CTIと連携させると、顧客に関するさまざまな情報をいち早く把握できるようになり、顧客ごとに適切な対応ができます。

また、一度CRMに入力した情報は再入力する必要がないため、作業時間も短縮できるでしょう。

さらに、顧客への対応履歴もあわせて管理できるため、スムーズなコールセンター運営のほかマーケティングにも活用できます。

CRMはCTIと非常に相性がよく、あわせて使うことでより効率的に業務ができるでしょう。

PBX(構内交換機)

PBX(構内交換機)は「Private branch exchange」の略で、 電話機同士や電話機と別のデバイスをつなぐことで、内線や外線ともに振り分けができるようになるシステム です。

PBXによって、1つの電話番号を複数の電話機で共有できるため、いつまでも電話がつながらないという事態を防げます。

そのため、顧客に対してスムーズに対応できるようになるだけでなく、電話の取りこぼしも減り、大事な顧客を逃すことが少なくなるでしょう。

また、内線での通話が無料でできるため、社内でのコミュニケーションにかかるコストを削減できるのもメリットです。

SFA(営業支援システム)

SFA(営業支援システム)は「Sales Force Automation」の頭文字をとった言葉で、 営業全般の業務を管理できるシステム です。

営業における業務プロセスの自動化により、営業に関する情報全般をデータ化して管理や分析ができます。

SFAには、主に以下の機能があります。

  • 顧客管理:顧客情報の管理
  • 案件管理:案件ごとの進捗や詳細の管理
  • 行動管理:従業員の営業活動の管理
  • 予実管理:データをもとに実績や売上予測を数値化
  • 商談管理:日報などの報告業務を管理・サポート

SFAにより、営業全般の業務を管理できるため、課題解決や情報共有などがしやすくなるでしょう。

FAQ(問い合わせ)

「Frequently Asked Questions」の略であるFAQ(問い合わせ)は、 よくある問い合わせとその回答 を指します。

自由に検索や閲覧できるため、困ったときも内容が似ている質問を探すことで、すぐに疑問を解決できる可能性があります。

さらに、FAQにはマニュアル検索やオペレーターごとのカスタマイズ、応答の事後処理の短縮などさまざまな機能を備えているのも特徴です。

また、顧客も利用できるようにすれば、利便性や満足度の向上を実現できるでしょう。

チャットボット

チャットボットは、 チャットで顧客とコミュニケーションが取れるシステム です。

電話だけでなくテキストベースのチャット形式で顧客とやり取りできるため、オペレーターの業務負担を軽減できるでしょう。

また、電話でのコミュニケーションが苦手な顧客にとっては、電話よりも気軽に利用できるため満足度向上が期待できます。

音声認識システム

音声認識システムは、 顧客との電話でのやり取りを自動でテキスト化するシステム です。

AIがリアルタイムで通話音声を認識し、自動でテキストに起こしてくれます。

やり取りの内容を文字として視覚的に把握することで、対応における課題や改善点を洗い出しやすくなるでしょう。

API連携

APIとは「Application Programming Interface」の頭文字をとった言葉で、簡潔にいうと 異なるシステム同士を連携させやすくする仕組み のことです。

APIを利用することで、開発や変更などの作業をせずとも簡単に異なるシステム同士を連携できます。

特に、CTIは他システムとの連携によりさらに高い効果を発揮するので、基本的なシステム以外にも連携を検討するとよいでしょう。

CTIツールのメリット3つ


CTIツールには、業務の効率化をはじめ、さまざまなメリットがあります。

CTIツールの具体的なメリットは、主に以下の3つです。

  • コールセンター業務を効率化できる
  • コールセンター業務にかかるコストを削減できる
  • 顧客満足度の向上が見込める

「コールセンター業務に役立つ」となんとなくとらえるより、メリットを具体的に理解することでよりCTIツールを活かしやすくなります。

CTIツールの効果を最大化できるよう、しっかりと確認しましょう。

コールセンター業務を効率化できる

CTIツールの導入により、 あらゆるコールセンター業務を効率化 できます。

CTIツールは豊富な機能を備えたものが多く、実務のさまざまな場面で役立つでしょう。

例えば、IVR(自動音声応答システム)を使えば、オペレーターの業務負担を減らしつつ無理なく稼働させられます。

また、プレディクティブコールを使えば、リストから顧客を探す手間が省けるだけでなく、番号をプッシュして架電する時間を大幅に節約できるでしょう。

CTIツールには、基本的なものでも便利な機能が多く備わっているため、あらゆる角度から業務を効率化させられます。

コールセンター業務にかかるコストを削減できる

CTIツールを活用することで、 コールセンター業務にかかるさまざまなコストを削減 できます。

コールセンターのあらゆる業務を効率化できれば、必要なオペレーターの数を減らせるため人件費を削減できます。

また、業務効率化によってオペレーターに対する教育や研修などが不要となれば、その分の費用や時間的リソースを確保できるでしょう。

CTIツールは、導入や運用に費用がかかるものの、大幅にコストを削減できるため十分に回収可能です。

顧客満足度の向上が見込める

CTIツールの導入で、 顧客満足度の向上 が見込めるでしょう。

コールセンター業務を大幅に効率化できると、それだけ顧客への対応がスムーズになるため、結果として満足度向上につながります。

また、業務効率化によってオペレーターの負担を軽減できれば、それだけ業務に対するストレスが減り、顧客に寄り添った余裕のある対応ができる可能性もあるでしょう。

CTIツールによる業務効率化は、結果として複数の観点からポジティブな効果をもたらします。

CTIツールを導入する際の注意点3つ


CTIツールは、メリットがある一方で導入にあたって注意すべき点もあります。

CTIツール導入時の注意点は、主に以下の3つです。

  • 他システムとの連携可否を確認する
  • 現場スタッフへの周知や教育を徹底する
  • 成果が出るまで時間がかかる

ツールのポジティブな点にだけ注目すると、結果的に損をしてしまう危険性があるため、注意点もしっかり把握しましょう。

他システムとの連携可否を確認する

CTIツールを導入する際は、 他システムと連携できるか事前に確認 しましょう。

CTIツールは、多くのシステムと連携できるのが魅力で、他システムとの連携によりさらなる効果が期待できます。

そのため、ほとんどの場合で連携可能ですが、サービスによって連携できるシステムに細かな差異がある可能性があります。

導入後に、連携予定だったシステムと連携できないとなると、結果として大きな損失になりかねません。

万が一に備え、CTIツール導入前に他システムとの連携可否を確認するのが無難です。

現場スタッフへの周知や教育を徹底する

CTIツールの導入にあたって、 現場スタッフへの周知や教育を忘れずに実施 しましょう。

CTIツールは、導入することでコールセンター業務を大幅に効率化できるのが魅力です。

とはいえ、実際に使用する現場スタッフが操作に慣れるまでは、以前より業務効率が落ちる可能性があります。

また、事前告知なしで急に導入すると、現場の混乱を招いてしまいトラブルになりかねません。

CTIツールの導入が決定した時点でいち早く周知し、マニュアル作成や研修など現場スタッフがスムーズに利用できるような対策を検討しましょう。

成果が出るまで時間がかかる

CTIツールは、 成果が出るまでに時間がかかります。 

CTIツールの導入によって多くのポジティブな効果が見込めますが、それが成果として現れるのはすぐではありません。

また、現場スタッフがツールの操作や運用フローなどに慣れるまで、ある程度の時間がかかるでしょう。

CTIツールはメリットが多くコールセンターには欠かせないものですが、成果が出るまでは長い目で見る必要があります。

CTIツールを選ぶ際のポイント5つ


CTIツールは、基本的な機能は同じ場合が多いものの、サービスごとに特徴や価格などが大きく異なります。

CTIツールを選ぶ際のポイント5つを確認しましょう。

  • 自社に合う導入形態のものを選ぶ
  • 自社の業務に必要な機能で選ぶ
  • 利用する規模に適したものを選ぶ
  • 予算に応じて選ぶ
  • セキュリティやサポート体制で選ぶ

いくら高性能なツールであっても、あらゆるケースで効果を最大化できるわけではありません。

自社にとってより高い効果を発揮できるよう、導入前にポイントを押さえましょう。

自社に合う導入形態のものを選ぶ

CTIツールは、 自社に合う導入形態 のものを選びましょう。

CTIツールは大きく自社サーバーを使うオンプレミス型と、サービス提供会社のサーバーを使うクラウド型の2種類に分けられます。

オンプレミス型は初期費用が高額な分、カスタマイズの自由度やセキュリティレベルが高い傾向があります。

一方、クラウド型は費用を抑えられますが、自由度やセキュリティの高さはやや劣るでしょう。

それぞれメリット・デメリットが異なるため、自社コールセンターの状況を踏まえたうえでより適した形態のものを選ぶのが重要です。

自社の業務に必要な機能で選ぶ

CTIツールは、 自社の業務に必要な機能にも注目 しましょう。

コールセンターによって、業務内容や課題、目的などが大きく異なります。

特に、架電業務がメインのアウトバウンド型と、受電業務が中心のインバウンド型では、必要な機能が異なるのは明らかです。

自社コールセンターの特徴を踏まえ、本当に必要な機能を備えたものを選びましょう。

利用する規模に適したものを選ぶ

 コールセンターの規模に応じてより適したツール を選びましょう。

業務タイプだけでなく、コールセンターの規模によっても必要な機能は異なります。

小規模なコールセンターでできる限り多くの機能があるものを導入すると、それだけ持て余してしまい無駄なコストがかかります。

一方、大規模なコールセンターにもかかわらず最低限の機能だけを備えたものにすれば、費用を抑えられても課題解決にはつながりにくいでしょう。

余計なコストをかけないためにも、利用する規模に適したものを見極めるのが重要です。

予算に応じて選ぶ

 自社の予算に応じてCTIツールを比較 しましょう。

CTIツールは、導入形態や機能などさまざまな点で料金が異なります。

いくら費用対効果を高めやすいとはいえ、予算を大きくオーバーするものであれば、費用を回収しきれるとは限りません。

CTIツールの導入や運用に必要な費用を踏まえたうえで、予算や回収が見込める期間などとあわせて吟味しましょう。

セキュリティやサポート体制で選ぶ

CTIツール導入にあたって、 セキュリティやサポート体制も見逃せないポイント です。

特に、顧客情報などの機密情報を取り扱うことがあるため、安心して使えるかの確認は必須でしょう。

また、導入初期は何かとトラブルが見込まれます。

万が一の際にサポートしてくれるかどうか、またどのようなサポートを受けられるかも確認しましょう。

アウトバウンド業務におすすめのCTIツール5選


CTIツールの中でもアウトバウンド業務に特化したおすすめツールを5つ紹介します。

ツール名 特徴
List Navigator. 情報を一元管理でき導入もスムーズ
MiiTel 通話内容をAIで評価
BizBaseテレマーケティング トークスクリプトの作成や管理が簡単
UPSELL CLOUD オペレーターごとの稼働状況を簡単に把握
楽天コネクト SmaCom 1か月単位の契約でフレキシブルな対応が可能
架電業務がメインの場合はぜひ確認してください。

List Navigator.


引用:List Navigator.
List Navigator.は、 株式会社Scene Liveが提供する、クラウド型でアウトバウンド業務に特化したCTIツール です。

使いやすさや情報管理のしやすさが魅力で、機能も充実しています。

特に、通話履歴の一覧表示や項目ごとの説明など、簡単に操作できるよう作られており、初めてでも安心して利用できるでしょう。

また、 最短で3営業日とスピーディーにはじめられる 点も魅力。

業界問わず2,200社以上の導入実績があり、多くのコールセンターで活用しやすいツールです。

MiiTel


引用:MiiTel
MiiTelは、株式会社RevCommが提供するクラウド型のCTIツールです。

AIの音声解析により、 トップ営業社員の話し方の特徴などを分析し可視化できる ため、オペレーター教育やノウハウの蓄積がしやすいでしょう。

また、IP電話を利用しているため固定電話を用意する必要がなく、テレワークなど多様な働き方に対応できます。

さらに、基本的なものに加え機能が充実しているため、ニーズに合わせてさまざまな状況で活かしやすいツールです。

BizBaseテレマーケティング


引用:BizBaseテレマーケティング
BizBaseテレマーケティングは、株式会社フレンディットが提供するクラウド型のCTIツールです。

架電効率を大幅に上げられるプレディクティブ機能をはじめ、IVRやACDなど基本的な機能が備わっています。

また、BizBaseテレマーケティングは 電話業務に欠かせないトークスクリプトの作成や管理が簡単 なのも魅力。

会話の流れにあわせた分岐設定もできるため、活用次第でコールセンター全体の品質向上が見込めるでしょう。

UPSELL CLOUD


引用:UPSELL CLOUD
UPSELL CLOUDは、アップセルテクノロジィーズ株式会社が提供するクラウド型のCTIツールです。

コールセンター全体だけでなく、 オペレーターごとの稼働状況を簡単に把握できる のが特徴です。

また、直感的に設定や操作ができるため、専門知識がなくとも使いやすいのも魅力。

5,000社以上のインサイドセールス運用実績で蓄積されたノウハウをもとに独自開発されたツールであり、営業効率の大幅アップが見込めるでしょう。

楽天コネクトSmaCom


引用:楽天コネクトSmaCom
楽天コネクトSmaComは、楽天コミュニケーションズ株式会社が提供するクラウド型のCTIツールです。

初期費用や管理費用がかからないなどリーズナブルな価格設定で、最短5営業日でコールセンター業務をスタートできるのが特徴です。

また、契約は1か月単位のため、 短期的な運用や急な増席の場合もフレキシブルに対応 できます。

1席から導入できるため、スタートアップ企業や個人事業主など、これから新たに立ち上げたい場合に導入しやすいツールです。

インバウンド業務におすすめのCTIツール5選


特にインバウンド業務に特化したおすすめツールを5つ紹介します。

ツール名 特徴
OSORA 拡張性が高くさまざまなクラウドシステムと連携可能
BIZTEL コールセンター 機能が充実しており柔軟性が高い
MediaCalls ハーフクラウド型も選べる
Genesys Cloud チャットボットや自動返信などAI機能あり
BlueBean インバウンド・アウトバウンド両方に対応
受電業務がメインの場合に、ぜひ参考にしてください。

OSORA


引用:OSORA
OSORAは、 株式会社Scene Liveが提供する、クラウド型でインバウンド業務に特化したCTIツール です。

拡張性が高く、さまざまなクラウドシステムと連携できるのが特徴です。

ChatworkやLINE、kintoneなどさまざまなビジネスツールと連携することで、情報共有や管理がスムーズになります。

また、詳細な分析ができるレポート機能やポップアップ通知など、 受付業務に適した機能が豊富 なのも特徴。

さらに、会社番号を無制限で発行できるため、社内で複数の電話番号を使い分けられます。

BIZTEL コールセンター


引用:BIZTEL コールセンター
BIZTEL コールセンターは、株式会社リンクとブライシス株式会社が共同で運営・提供するCTIツールです。

ACDや稼働状況モニタリング、レポートやワークスペースなど、 コールセンター業務を効率化できる機能を豊富に備えている のが特徴です。

また、柔軟性が高くさまざまな要望に対応しやすいのも魅力。

2,000社を超える導入実績を誇り、コールセンターの規模にかかわらず幅広く活躍するツールです。

MediaCalls


引用:MediaCalls
MediaCallsは、メディアリンク株式会社が提供するCTIツールです。

サービスはすべて自社開発のため、機能が充実していながら低コストで使えるのが魅力でしょう。

また、オンプレミス型とクラウド型のほかに、 ハーフクラウド型を選べる のも特徴です。

独自機能も搭載されており、幅広い働き方に対応できるCTIツールです。

Genesys Cloud


引用:Genesys Cloud
Genesys Cloudは、ジェネシスクラウドサービス株式会社が提供するCTIツールです。

 メールやチャット、LINEなど複数のチャネル が備わっており、顧客が問い合わせする方法を選べるのが特徴です。

また、チャットボットや自動返信などAIを活用した機能もあり、作業の自動化などさらなる業務改善に貢献してくれるでしょう。

BlueBean


引用:BlueBean
BlueBeanは、株式会社ソフツーが提供するCTIツールです。

インバウンド・アウトバウンド両方でライセンスを利用でき、 オペレーターの人数や座席数を自由に変更できる のが特徴です。

また、ACDやIVRなど基本的な機能に加え、BlueBean専用CRMなど多彩な機能を備えているのも魅力。

業務に合わせて自由に使いやすいCTIツールです。

CTIツールはポイントを押さえて自社に適したものを選ぼう


CTIツールは、コールセンター業務をするうえで必須といえるほど重要です。

そして、CTI単体ではなく、CRMなど他システムと連携することでさらなる効果が期待できます。

CTIツールは、業務内容やコールセンター規模など、用途や目的によって選ぶべきものが異なるため、選び方のポイントを押さえる必要があるでしょう。

中でも、 アウトバウンド業務ならList Navigator. が、 インバウンド業務ならOSORA がそれぞれおすすめです。

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