- 課題
立ち上げ時からプレディクティブコールの導入が必須だった
経験則に頼った地域選定・運用判断を、数値で可視化できる環境が整っていなかった
- 効果
プレディクティブコールの導入により、安定した運用基盤を確立
ダッシュボードの活用で経験則と実績値の照合が可能になり、意思決定の根拠を強化
事業内容をお聞かせください。
当社は、不用品買い取りのためのテレアポ発信を専門とするコールセンターです。私たちが電話でアポイントを取り、提携する営業会社の担当者がお客さまの自宅を訪問して査定・買い取りをおこなうという形態をとっています。取り扱い品目は貴金属やブランド品が中心で、売上の6〜7割を占めています。ほかにも家電やオーディオ、ゴルフ用品、衣類など、いわゆるリサイクルショップに並ぶような品物まで幅広く対応しています。
現在のスタッフは約10名ほどで、スタッフの管理はすべて私がひとりで担当しています。年齢層は19歳から72歳と幅広く、40代以上の主婦層が中心です。出勤日や時間は個人の都合に合わせて自由に決められる制度をとっています。
私自身は前職で約300名規模のコールセンターの事業部長を務めていました。そこでの経験をベースに、2026年2月に株式会社梅丸を設立し、現在は立ち上げフェーズの真っ只中です。
lisnavi導入の経緯を教えてください。
会社を立ち上げると同時に、コールシステムの選定を始めました。前職でも長年プレディクティブコールを使っていたので、「固定電話への発信には絶対にプレディクティブが必要だ」という確信がありました。一般宅への固定電話は不在が多く、1本架けでは効率が悪すぎる。これは経験上、疑いようのない事実でした。だからプレディクティブを使うこと自体は最初から決まっていて、あとは「どのシステムを選ぶか」だけが問題でした。
lisnaviを知ったきっかけは、代表の梅原の知人が運営するコールセンターからの紹介です。複数のシステムを教えてもらい、その中でもlisnaviが特におすすめだと聞いたので、話を聞いてみることにしました。
lisnavi導入の決め手を教えてください。
一番の決め手は、ダッシュボード機能です。前職でも成果の可視化はやっていましたが、lisnaviはスタッフ別・地域別の細かいKPIまで追跡できる。そのレベルの可視化は、私にとって新鮮でした。他社も一応確認しましたが、最初の説明を聞いた段階で7〜8割はlisnaviで決まっていましたね。
システム選定は私が主導して、最終的な確認だけ代表の梅原がおこなう形でしたが、代表への説明でもダッシュボード機能を根拠として話しました。私が選んだものなら大丈夫、というスタンスでしたので、スムーズに決まりました。
具体的にどのようにご活用いただいていますか?
lisnaviを使い始めてまず着手したのは、自分の業務フローに合わせたカスタマイズです。ステータス設定やヒアリング項目の整理、ダッシュボードの見方を少しずつ自分なりに作り上げていきました。現在は主に以下の4つの観点で活用しています。
<プレディクティブコールで発信効率を確保>
プレディクティブコールを業務の土台として活用しています。特に意識しているのが、リスト選定と営業スケジュールの連動です。営業担当者は1日に7〜10件のアポを回りますが、移動距離が長くなると1日の回転数が落ちてしまいます。そのため「A地域でアポを取り切ったら、隣のB地域へ、次にC地域へ」というように、営業担当者が近隣エリアをまとめて効率よく回れるようにリストを選定して発信しています。例えばある地域でリストが1万件あれば約20件のアポが見込めるので3日分を確保できますが、リスト数が少ない地域はすぐに使い切ってしまうため、隣接エリアとの組み合わせを事前に設計しておく必要があります。こうした地域設計をプレディクティブの発信基盤の上で回すことで、コールセンターと営業現場の両方の効率を最大化しています。
<ダッシュボードで「頭の中の経験則」を数字で検証する>
私の中には、長年の経験から「この地域なら何本アポが取れる」という感覚的なデータが蓄積されています。例えば、同じスタッフが発信しても、地域によって1日に取れるアポ数は大きく変わります。関東でかければ2本しか取れないのに、北海道のリストでは10本取れる、ということが普通にあります。これはスタッフの実力ではなく、リストと地域の問題です。そこで、ダッシュボードを、自分の頭の中にある数字と実際の結果が合っているかを確認するために活用しています。日々カスタマイズしながら使っていると「こういうデータも組み合わせることができるんだ」という発見があって、そこは面白いと感じています。

<コピー機能でアポ情報を営業担当者へ自動共有>
アポが取れたら、スタッフがリスト画面のヒアリング項目に必要事項を入力します。私がそれをlisnaviのコピー機能でGoogleカレンダーに貼り付けて、営業担当者ごとのカレンダーへ共有するというフローを組んでいます。営業担当者Aにはカレンダーα、担当者Bにはカレンダーβというように担当者別に管理していて、1日分のアポ情報をこのフローで完結させています。
<スタッフへの教育フロー>
日々ダッシュボードで、スタッフのDPHや接続率などを確認しています。数字が伸び悩んでいるスタッフがいたら、その場で通話ログを確認しに行きます。「粘りが足りていないか」「返しのバリエーションが少ないか」などを分析して、事実に基づいた具体的なフィードバックをしています。
導入後、定量的な成果や組織の変化として現れていることはありますか?
正直に言うと、lisnaviに変えたからといってアポ獲得数がグッと上がったわけではありません。これは期待外れではなく、最初からそういうものだとわかっていました。出張買い取りのテレアポにおいて、成果の本質はリストと地域選定にあります。どれだけ優秀なスタッフでもきついエリアではアポが取れないし、逆にそれほど経験がなくても取りやすいエリアでは取れる。だから私はツールに成果の改善を求めるのではなく、「普通の運用ができて使いやすいシステム」として機能することを評価しています。その点では、十分に期待に応えてもらっています。
プラスアルファとして評価しているのは、カスタマイズ性の高さです。ダッシュボードもヒアリング項目も自分の使い方に合わせて設定できるので、「こうしたい」という要望を自分で形にしていくことができています。こういった自由度の高さがあるから、ワンオペ管理でも業務が回っていると思います。
今後の活用想定について教えてください。
今後やりたいことは、今よりもさらに効率よくアポを取っていく体制を作ることです。そのためには人員を増やすことが前提になるので、現在は在宅スタッフの採用を進めています。
会社としては、なるべく少人数でコストパフォーマンスよく、年商2.5億円という目標にできるだけ早く到達したい。そのためにリスナビをどう使い倒すかを、これからも考えていくつもりです。